下保昭(昭和2年~ 富山県砺波市生まれ)は、自然界のエネルギーと東洋的な無常観を表現する独自の水墨画により、日本を代表する作家として現在注目を集める一人です。水墨美術館では、平成5年に(財)何必館・京都現代美術館長の梶川芳友氏より寄贈していただいた作品、第9回京都市美術展(1957年)の出品作品から「下保昭1991展」までの100点に加え、新たに作家自身から「日本の山水」シリーズの作品などが寄贈され、合計約130点の作品が収蔵されています。今日まで50年に及ぶ下保昭の画業の大要を知ることができるコレクションの中から、常時約15点を展示しています。