ID:81042
世田谷文学館|開館30周年 コレクション展
世田谷線・100年間のものがたり
100年分の文学作品でめぐる世田谷線のちいさな旅
Venue
世田谷文学館
SETAGAYA LITERARY MUSEUM
Period
2025 10.18(土)-2026 3.31(火)
Exhibition Outline
世田谷文学館|開館30周年 コレクション展 世田谷線・100年間のものがたり セタガヤセン・100ネンカンノモノガタリ 100年分の文学作品でめぐる世田谷線のちいさな旅
運転席のうしろに立って、広い窓から先へ延びる線路を眺めていた。線路脇にはいつも、花が咲いている。季節ごとに、次々と違う花が咲く。
柴崎友香『わたしがいなかった街で』
「みんな来てごらん、新しい電車が走るよ」露台の方で山彦の呼ぶ声がする。この村へ玉川電車が延長して今日はその開通式の日だった。
竹久夢二『出帆』
1925年、玉川電気鉄道(現・東急電鉄)の支線として開通した世田谷線。1969年に渋谷~二子玉川園間の本線が廃線となったことで、世田谷区内だけを走る独立した路線となりました。開通から100年、世田谷線は三軒茶屋~下高井戸間の5.0㎞を結ぶ2両編成の路面電車として、今日も世田谷のまちなかを走っています。
世田谷線の沿線にはこれまで多くの作家たちが暮らし、また、多くの文学作品に沿線の風景が描かれてきました。
世田谷線が開通した1925年に、若き日の林芙美子、壺井栄、平林たい子が身を寄せ合うように長屋暮らしを始めた三軒茶屋。川上未映子『黄色い家』でも、三軒茶屋は女性たちの奇妙な共同生活の舞台として登場します。柴崎友香『わたしがいなかった街で』では、日本SFの父とされる海野十三が長く暮らした若林に住む「わたし」が、終戦前後の海野の日記に記された場所を65年の時を経て辿ります。
野尻抱影、川上弘美が冬のボロ市の情景を綴った、上町・世田谷。吉田篤弘が20年以上にわたり紡ぎ続ける「月舟町」シリーズのモデル、山下・松原。中原中也、藤野千夜、三浦しをんが活写した、下高井戸駅周辺。たった10駅しかない世田谷線ですが、それぞれのまちにそれぞれの物語が、幾重にも重なりながら息づいています。
本展では、世田谷線開通以降2025年までの100年のあいだ、この沿線で紡がれたたくさんの物語を、作家たちのエピソードも交えながらご紹介します。
- Organizer
- 世田谷区、公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
- Sponsership and Cooperation
- 後援 世田谷区教育委員会
協力 東急株式会社、東急電鉄株式会社、電車とバスの博物館、世田谷線開通100周年記念事業実行委員会 - Closing Days
- 毎週 月曜日…ただし月曜が祝休日の場合は開館し、翌平日休館 年末年始…12月29日-1月3日
- Opening Hours
- 10:00 ~ 18:00
- 展覧会入場、ミュージアムショップは17:30まで
- Admission (tax included)
- 一般 220円 高校・大学生 170円 65歳以上/小・中学生 110円
- ○団体料金、障害者割引あり。詳細はHPをご覧ください。 ○企画展開催期間中は企画展チケットの半券でご覧いただけます。
○11月21日(金)は65歳以上入場無料、11月29日(土)・30日(日)および2026年2月23日(月・祝)は入場無料 - Exhibition Website
- https://www.setabun.or.jp/collection_exhi/20251018_collection.html
Events
世田谷線貸切朗読会
「つむじ風食堂の夜」
(2025年11月8日、事前申込制、抽選)
ほか、本展の関連イベントを予定しています。
内容・詳細は当館ホームページをご覧ください。
同時開催 ※ご入場にはコレクション展チケットが必要です。
ムットーニコレクション
上演予定作品 ○開館時間中毎時30分から上演
「月世界探検記」「蜘蛛の糸」「題のない歌」「山月記」
同時期開催企画展
ドナルド・キーン展 Seeds in the Heart
2025年11月15日(土)~2026年3月8日(日)
Access Information
世田谷文学館 セタガヤブンガクカン
SETAGAYA LITERARY MUSEUM
- Address
-
〒157-0062
世田谷区南烏山1-10-10 - Website
- https://www.setabun.or.jp/
Created Date:2025.11.25