ID:80976
鎌田理絵展
花の調 海の詩 ―花とともに―
Venue
公益財団法人 常陽藝文センター
Period
前期 2025 11/4[火]⇀11/29[土]
後期 2025 12/3[水]⇀2026 1/10[土]
Exhibition Outline
鎌田理絵展 カマタリエテン 花の調 海の詩 ―花とともに―
ごあいさつ
公益財団法人常陽藝文センターでは郷土作家展シリーズ第295回として、「花の調 海の詩一花とともにー 鎌田理絵展」を開催いたします。
日本画家・鎌田理絵さんは幼い頃から洋画家で二科会会員の父・鎌田道夫さんのアトリエで絵を描いて過ごしていました。絵を描くことが自然な環境の中で、画家を志すことは自然の成り行きでした。
大学で美術を専攻しようと考えていた時に父に日本画を勧められ、近所で日本画教室を開いていた西脇静子さんの教室で技法を学び、さらに新興美術院の中核で活動していた故・小林恒岳に師事しました。小林からは画家としての在り方など特に精神面で大きな影響を受け、「泥の中をゆっくり歩いていくように苦労しながら描いていけ」という師の言葉は今に至るまで鎌田さんの指針になっています。
鎌田さんは画家として花とともにありたいと、四季折々の花々を描き続けています。写生を大事にしながら、周りの空間を圧倒的に支配する花の生命力を澄んだ色彩で幻想的に表現しています。
一方で制作に行き詰った時に、小林から「自分では絶対描かないようなものを描いてみたら」と助言を得たことが転機になり、2010年頃から熱帯魚やくらげを花と組み合わせた作品も描くようになりました。花を描くことで養ってきた華やかな色彩をあえて封じ、得意とする胡粉(貝殻から作られる白い顔料)の輝きを活かしたモノトーン調の作品は鎌田さんの新境地となり、現在は日展会員の能島和明さんに師事し、日展を中心に出品しています。クラゲの半透明の質感と水中を漂う触手はひらひらした花弁と一体となり、薄暗い水の中で花の濃密な香りが迫ってくるようです。
今展の前期は新興展への出品作を中心に花の作品8点を、後期は海の生き物をモチーフに取り入れ始めてからの日春展作品など9点を展示します。
公益財団法人 常陽藝文センター
- Organizer
- 公益財団法人 常陽藝文センター
- Sponsership and Cooperation
- 後援:株式会社常陽銀行
- Closing Days
- (但し毎週日・月曜日、12/28(日)~1/5(月)休館)
- Opening Hours
- AM10:00 ~ PM5:00
Access Information
公益財団法人 常陽藝文センター コウエキザイダンホウジン ジョウヨウゲイブンセンター
- Address
-
〒310-0011
水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内 - Website
- http://www.joyogeibun.or.jp/
Created Date:2025.11.18