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世田谷文学館開館30周年記念

セタブン30祭(サイ) SETABUN 30th ANNIVERSARY FES.

1995-2025

ふかくこの生を愛すべし
かへりみて己を知るべし
学藝を以て性を養ふべし
日々新面目あるべし
會津八一「学規」より

Venue

世田谷文学館

SETAGAYA LITERARY MUSEUM

Period

|2025|8・30 sat - 11・30 sun

展覧会、催事の会期及び内容が、急遽変更や中止になる場合があります。ご来館前に当館HPをご確認ください。

Exhibition Outline

世田谷文学館開館30周年記念 セタブン30祭(サイ) セタブン30サイ 1995-2025

SETABUN 30th ANNIVERSARY FES.

1995年4月に誕生した世田谷文学館(愛称《セタブン》)は、今年開館30周年を迎えました。
「文学館って何をするところ?」と問われ続けて幾年月。
「文学を体験する空間」をコンセプトに、そしてあらゆる表現ジャンルに文学は遍在するという信念のもと、絵本やマンガ、映像、デザイン、美術などの分野にもチャレンジしながら《セタブン》の個性を追求してきました。
長年にわたり応援くださった区民、利用者のみなさま、多大なご協力をいただいた関係者のみなさまへの感謝の気持ちを込めて、「セタブン30祭」を開催いたします。
初心に立ち返って改めて文学の可能性を問いかけつつ、期間中は、30年間の歩みを振り返る展示、企画展「ドナルド・キーン展」、コレクション展「世田谷線・100年間のものがたり」、シンポジウム、連続講座など多彩なプログラムをおとどけいたします。どうぞお楽しみに!

Organizer
公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
Sponsership and Cooperation
[後援]世田谷区、世田谷区教育委員会
[協賛]株式会社世田谷サービス公社
Opening Hours
10:00 ~ 18:00
(入場とミュージアムショップは17:30まで)
Exhibition Website
https://www.setabun.or.jp/30event/

Events

上映会 参加費無料・当日先着
30祭 やなせたかしシネマ(DVD上映)
8/30[土] [1階文学サロン]
1回目 10:50▶12:10 2回目14:00▶15:20
定員/各回:90名(上映の各30分前から入場整理券を配布)
アンパンマンの生みの親・やなせたかし(1919-2013)作品を原作とするアニメーション映画の上映会です。ご家族連れもお楽しみいただけます。
上映作品:『やさしいライオン』(1970/1998年製作)
『ハルのふえ』(2012年公開)

記念シンポジウム 参加費無料・当日先着
文学、この素晴らしきもの ―21世紀の文学と文学館の役割
9/6[土] 14:00▶15:30 [1階文学サロン]
定員:150名(13:30から開場。当日直接会場へお越しください)
開館30周年を迎えた世田谷文学館が、これからの文学振興において、どのような存在であるべきか。その未来像を探ります。
ファシリテーター:紅野謙介(公益財団法人日本近代文学館専務理事、日本近代文学研究者)
パネリスト:荻野アンナ(神奈川近代文学館館長、公益財団法人神奈川文学振興会理事長、作家)
鴻巣友季子(公益財団法人せたがや文化財団理事、日本文藝家協会常務理事、翻訳家)
保坂展人(世田谷区長)・オンライン出演
亀山郁夫(世田谷文学館館長、ロシア文学者)

講演会 当日先着
連続講座
世界文学への誘い ~愛について~
9/21(日)、10/19(日)、10/25(土)、11/1(土)、11/2(日)
14:00▶15:30 [1階文学サロン]
参加費/各回:500円 定員/各回:80名(13:30から開場、当日直接会場へお越しください)
「人間は、謎である」とは、ロシアの文豪ドストエフスキーの言葉。その謎の奥底で蠢くもの、それこそが「愛」。喜びの泉であると同時に、時に人を蝕む毒。その解きがたい謎に迫ろうと、古今東西を問わず、世界の作家や詩人たちは、無数の「愛の姿」を描いてきました。本講座では、日本を代表する外国文学研究の第一人者たちが、翻訳者ならではの鋭敏なセンスを手がかりに、スフィンクスのごとく黙する「人間という謎」に、言葉の限りを尽くして迫ります。(世田谷文学館館長 亀山郁夫)
第1回 9月21日(日)講師:沼野充義(ロシア東欧文学研究者、東京大学・名古屋外国語大学名誉教授)
「恋の矢は永遠に飛び続ける―ロシア文学における愛の変奏」
第2回 10月19日(日)講師:藤井省三(東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授)
「現代中国百年の恋人たち一魯迅「愛と死」と張愛玲「傾城の恋」そして莫言『酒国』」
第3回 10月25日(土)講師:野谷文昭(翻訳家、東京大学名誉教授、名古屋外国語大学名誉教授)
「詩と小説のあいだに宿る〈愛の力〉」
ゲスト:長浜奈津子(女優、朗読家)
第4回 11月1日(土)講師:くぼたのぞみ(翻訳家、詩人)
「複数のアフリカーマッチョなアフリカに「愛は来る」か?」
第5回 11月2日(日)講師:亀山郁夫(世田谷文学館館長、ロシア文学者)
「愛、この酷薄なるもの わたしが出会った世界の十の愛の小説、愛の詩」

展示 入場無料
セタブン30祭
1995-2025
10/7[火]~11/16[日]
10:00▶18:00 [1階文学サロン]
オリジナル映像や展覧会のポスターなどで、世田谷文学館30年の歩みを振り返ります。
※イベント開催日はご覧いただけない場合があります

音楽ライブ 事前申込
トーク&ライブ
岩井俊二 絵と詩と歌/小説と音楽
10/5[日]18:30▶20:00 [1階文学サロン]
出演:岩井俊二(映画監督)、篠原一朗(聞き手 水鈴社代表取締役、編集者)、吉田幸央(ピアノ)、荒井桃子(ヴァイオリン)、林田順平(チェロ)
参加費:2000円 定員:120名(中学生以上、応募者多数の場合は抽選)
「Love Letter」 「スワロウテイル」「キリエのうた」などの監督として知られる岩井俊二。サントラ演奏とともに、自身の創作活動について“小説と音楽”という切り口で語るイベントを開催します。
応募方法:当館HPの応募フォームよりお申込みください
応募期間:8月19日(火)12:00~9月16日(火)23:59
抽選結果:9月19日(金)までに、ご当選者のみにメールにてお知らせします

講演会 当日先着
荒川洋治講演会
詩と小説と世界―昭和期の名作
10/18[土]15:00▶16:40[1階文学ロン]
講師:荒川洋治(現代詩作家)
参加費:500円 定員:150名(14:30から開場。当日直接会場へお越しください)
「激動の時代にあっても、作家たちは筆をとり、文学を愛する人たちの期待に応えようとした。世田谷ゆかりの名作をはじめ、昭和の文学史を彩る「詩」と「小説」の世界を語ってみたい。」(講師談)

トーク&朗読イベント 事前申込
協力:東急電鉄株式会社、東急株式会社
世田谷線貸切朗読会 つむじ風食堂の夜
11/8[土]14:00▶16:00
[世田谷線貸切車両内]
※三軒茶屋キャロットタワー5階セミナールーム集合
出演:吉田篤弘(作家、クラフト・エヴィング商會)
参加費:1500円
定員:50名(中学生以上、応募者多数の場合は抽選)
作家の吉田篤弘さんをお迎えし、 世田谷線沿線をモデルとした「月舟町」シリーズの朗読と、舞台となった沿線風景のお話などを世田谷線車内で語っていただきます。
●応募方法:当館HPの応募フォームよりお申込みください ●応募期間:10月10日(金)10:00~10月21日(火)23:59 ●抽選結果:10月24日(金)までにメールにてお知らせします

トークイベント・地域交流 参加費無料 ※申し込み方法など詳細は後日HP等でご案内します。
東京都書店商業組合共催トークイベント 室井滋さんと本の話
室井滋さんを迎え、「書店」「読書」「本」をめぐるトークイベントを開催します。読書体験や創作の裏側、書店との出会いなど、本にまつわる多彩なお話を伺います。本を愛するすべての方に贈る、心温まるひとときをお過ごしください。
2026 2/7[土] [1階文学サロン]
出演:室井滋(女優、エッセイスト、高志の国文学館館長)
聞き手:平尾隆弘(文藝春秋元社長)
共催:東京都書店商業組合

開館30周年関連事業
展覧会 企画展
ドナルド・キーン展
Seeds in the Heart
2025 11/15[土]~2026 3/8[日]
[2階展示室] 観覧料/一般:1000円ほか
10代で「源氏物語」に運命的に出会い、生涯にわたって日本と日本文学の魅力を世界に伝え続けたドナルド・キーン(1922-2019)の偉大な業績とともに、改めて<日本文学>の魅力を探る展覧会です。
特別協力:一般財団法人ドナルド・キーン記念財団
協賛:株式会社ウテナ、東邦ホールディングス株式会社

展覧会 後期コレクション展
世田谷線・100年間のものがたり
2025 10/18[土]~2026 3/31[火]
[1階展示室] 観覧料/一般:220円ほか
協力:東急株式会社、東急電鉄株式会社、電車とバスの博物館、世田谷線開通100周年記念事業実行委員会
世田谷線沿線にはこれまで多くの作家たちが暮らし、また、多くの作品の舞台ともなりました。世田谷線開業以降2025年までの100年のあいだ、この沿線で紡がれたたくさんの物語を、作家たちのエピソードも交えながらご紹介します。

同時開催 ムットーニコレクション

文学賞 令和7年度 新世田谷文学賞
THE NEW SETAGAYA LITERARY PRIZE
募集期間▶2025 10/11[水]~10[金]
[募集部門・選考委員] 小説・エッセイ:堀江敏幸(作家)
世田谷文学賞が、装いも新たにスタートします。入賞作品は世田谷文学館ホームページに掲載し、記念品を差し上げます。令和7年度は、散文(小説・エッセイ)を募集します。
※応募資格・要領などの詳細は世田谷文学館のホームページをご覧ください

地域交流事業 セタブンマーケット2025
入場無料
2025 11/29[土]~30[日]
10:00▶18:00(2日目は17:00まで) [世田谷文学館館内]
7回目となる今回のテーマは<日本・再発見>。企画展「ドナルド・キーン展」と連動し、日本・日本文化への気づきを深める機会とします。個性的な書店、雑貨店、フードのお店に加え、作家の特別出品枠や、ワークショップも予定しています。なお、マーケット開催の11月29、30日は企画展、コレクション展とも入場無料となります。

Access Information

世田谷文学館 セタガヤブンガクカン

SETAGAYA LITERARY MUSEUM

Address
〒157-0062
世田谷区南烏山1-10-10
Website
https://www.setabun.or.jp/
Updated Date:2025.10.10
Created Date:2025.10.7