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フジタからはじまる猫の絵画史

藤田嗣治と洋画家たちの猫

猫の学校、14ひき学級。

Venue

府中市美術館

FUCHU ART MUSEUM

Period

2025年9月20日(土)ー12月7日(日)

Exhibition Outline

フジタからはじまる猫の絵画史 フジタカラハジマルネコノカイガシ 藤田嗣治と洋画家たちの猫

浮世絵、日本画、現代アート……日本には魅力的な猫の絵がたくさんあります。中でも、独特の存在感を放っているのが、近代洋画の猫です。ツンとすましたおしゃれでモダンな猫、あえて朴訥に表した猫など、洋画家たちは多彩な猫の絵をえがいてきました。
しかし実は、洋画が生まれた当初、猫の絵はほとんどえがかれませんでした。また、洋画家たちが手本とした西洋の絵画にも、猫の絵は多くありません。絵の主役は人物という考え方が古くからある西洋には、そもそも動物の絵が少ないのです。
そんな猫というモチーフを、洋画の魅力的なテーマへと押し上げたのが藤田嗣治でした。1920年代のパリで脚光を浴びた「乳白色の裸婦」で脚光を浴びた時、裸婦の側にえがいたのが始まりです。さらに、まるで自分のサインのように自画像にえがき込んだりと、多くの個性が競い合うパリ画壇で、猫は藤田自身を印象付けるために欠かせないモチーフとなっていきました。
本展覧会では、パリの日本人画家「フジタ」がえがいた「裸婦の横の猫」を出発点に、日本の洋画家たちの猫の絵を紹介します。藤田から直接の影響を受けた画家もいれば、そうでない画家もいます。しかし、どちらにも共通するのは、西洋とは違う日本の猫の絵の歴史も背負っていたということです。だからこそ、日本と西洋の伝統の間で悩んだり、猫というモチーフから新たな道を見出そうとしたのです。前史となる西洋絵画や日本画も含め、26人の作家、83点の作品で洋画の猫の歴史をたどります。

Organizer
府中市美術館
Sponsership and Cooperation
協力:TOKYO武蔵野 青木屋
Closing Days
月曜日(10月10日、11月3日、11月24日は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
Opening Hours
10時 ~ 17時
(入場は16時30分まで)
Admission (tax included)
一般1,000円(800円)、高校生・大学生500円(400円)、小学生・中学生250円(200円)
*10月11日(土)~13日(月)は市民文化の日無料開館日のためどなたも無料。当日は混雑が予想されます。混雑時には入場制限を行いますので、あらかじめご了承ください。*( )内は前売り料金、20名以上の団体割引料金。*前売り券は、9月19日まで府中市美術館(9/8~9/19は休館)、セブンーイレブン、ローソン、ミニストップなどで販売。*未就学児無料。障害者手帳(ミライロID可)等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。*コレクション展もご覧いただけます。*府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料。
Exhibit Replacement
一部の作品の展示替えを行います。詳しくはホームページをご覧ください。
Exhibition Tours
他会場への巡回はありません。
Exhibition Website
http://fam-exhibition.com/foujita2025/
Exhibition Inquiries
ハローダイヤル 050-5541-8600

Events

展覧会講座 「フジタからはじまる猫の絵画史 藤田嗣治と洋画家たちの猫」
音ゆみ子(府中市美術館学芸員)
2025年11月8日(土)14時~(開場13時30分)
無料
府中市生涯学習センター講堂(府中市美術館より徒歩5分) 予約不要

Access Information

府中市美術館 フチュウシビジュツカン

FUCHU ART MUSEUM

Address
〒183-0001
府中市浅間町1-3 (都立府中の森公園内)
Website
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
General Inquiries
ハローダイヤル 050(5541)8600
Updated Date:2025.9.23
Created Date:2025.9.23