ID:8014
笑いの奇才 耳鳥斎!
~近世大阪の戯画~
Venue
伊丹市立美術館
ITAMI CITY MUSEUM OF ART
Period
April 9 (Sat), 2005 ~ May 22 (Sun), 2005
Exhibition Outline
笑いの奇才 耳鳥斎! ワライノキサイ ニチョウサイ ~近世大阪の戯画~
耳鳥斎とは何者か?
時は江戸半ば、場所は商人の町・大坂。京町堀で商いをする傍ら、絵や浄瑠璃を嗜んだマルチタレント耳鳥斎(にちょうさい・俗名:松屋平三郎、生年不詳~享和2/3[1802/3]年)は、とりわけ戯画の世界で異才を放った生粋の浪華っ子です。
京都や江戸に比べ、大坂はアカデミズムとは一線を画す土地柄ですが、商人の町ならではの自由な気風は、狩野派などの職業絵師とは一味違う多彩な画家を輩出しています。与謝蕪村しかり、岡田米山人しかり。
耳鳥斎もまた、大坂的趣味を戯画で表現した、いわば「笑いの奇才」です。芝居絵から風俗画、あるいは版本に至るまで、作品は速筆でありながら当意即妙というべき的確さと「おかしみ」とを合わせ持ち、「世界ハ是レ即チ一ツノ大戯場」と堅苦しい世間を喝破しています。
本展は、代表作《別世界巻》・《地獄図巻》や《仮名手本忠臣蔵》などの肉筆画約30点に、『絵本水や空』(えほんみずやそら)『画話耳鳥斎』(えばなしにちょうさい)といった版本約10点を加え、その画業の全貌に迫るものです。また与謝蕪村や上田公長らによる人物戯画、さらには漫画の元祖ともいえる鳥羽絵本をも交え、大坂の戯画の系譜を辿ります。自由な気風を漂わせる耳鳥斎の世界を、どうぞお楽しみください!!
- Organizer
- 伊丹市立美術館 (財)伊丹市文化振興財団
- Closing Days
- 月曜日休館
- Admission (tax included)
- 一般700(500)円、大・高生350(250)円、中・小生100(80)円
※( )内は20名以上の団体割引料金 - Exhibition Website
- http://www.artmuseum-itami.jp
- Exhibition Inquiries
- Tel.072-772-7447
Access Information
伊丹市立美術館 シリツイタミミュージアム
ITAMI CITY MUSEUM OF ART
- Address
-
〒664-0895
伊丹市宮ノ前2-5-20 - Website
- https://itami-im.jp/
Created Date:1999.3.31