ID:80120

NAMコレクション2025 第Ⅱ期
国立美術館 コレクション・プラス

マルセル・デュシャン+松澤宥

―オブジェの誕生と消滅―

Venue

長野県立美術館 本館2Fコレクション展示室

Nagano Prefectural Art Museum

Period

2025年8月2日(土)→10月7日(火)

諸般の事情により、会期等に変更が生じる場合があります。最新情報は当館ホームページをご覧ください。

Exhibition Outline

NAMコレクション2025 第Ⅱ期
国立美術館 コレクション・プラス
マルセル・デュシャン+松澤宥 マルセル・デュシャン+マツザワユタカ ―オブジェの誕生と消滅―

「オブジェ」は20世紀以降の美術を語る上で不可欠な概念の一つです。元々は物体、客体を意味するフランス語(objet)ですが、美術の文脈では本来の機能を剝奪され、作品として提示された日用品等を指す言葉として用いられてきました。その代表例として挙げられるのが、マルセル・デュシャン(1887~1968)による、瓶掛けや便器といった既製品を使った「レディメイド」です。以降オブジェの概念は拡張されていき、既製品を加工したり組み合わせたりしたものから、作家によって一から作られたものまで、様々な形態のオブジェが作られます。長野県出身の松澤宥(1922~2006)もオブジェを手掛けた一人で、「物による美術」と呼んだ、一種の禍々しさを漂わせる不思議なオブジェを発表していました。しかし松澤は、1964年に「オブジェを消せ」という啓示を受けると、物質を伴わない観念芸術へと向かいます。奇しくも、同年はミラノの画廊によりデュシャンの13種類に及ぶレディメイドのレプリカが再制作された年でもありました。本展ではレディメイドを起点に、二人の作家とオブジェを巡る関係を考察します。

Organizer
長野県、長野県立美術館
Sponsership and Cooperation
特別協力|京都国立近代美術館、国立アートリサーチセンター
Closing Days
水曜日
Opening Hours
9:00 ~ 17:00
(展示室入場は16:30まで)
Admission (tax included)
一般700(600)円、大学生及び75歳以上500(400)円、高校生以下又は18歳未満無料
※( )内は20名以上の団体料金及び各種割引料金
※割引の併用不可
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※高校生、大学生及び75歳以上の方は、身分が確認できるものをご提示ください
※企画展との共通チケットは展覧会ごとに料金が異なります
Exhibition Website
https://nagano.art.museum/exhibition/namcollection2025_2

Events

ギャラリートーク
日時|8月16日(土)14:00~
会場|本館2階 コレクション展示室
講師|担当学芸員
*要当日観覧券、事前申込不要

スライドトーク
日時|9月7日(日)14:00~(開場 13:30)
会場|本館3階 レセプションルーム
講師|担当学芸員
定員|40名(先着順)
*参加無料、事前申込不要

◎同時開催
[コレクション展]
NAMコレクション2025 第Ⅱ期
「特集 終戦80年」
8/2(土)~10/7(火)

東山魁夷館コレクション2025 第Ⅱ期
7/25(金)~10/14(火)

[オープンギャラリー]
公開制作vol.5 古橋まどか 野のさま
6/28(土)~9/28(日)

Access Information

長野県立美術館 ナガノケンリツビジュツカン

Nagano Prefectural Art Museum

Address
〒380-0801
長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣 城山公園内)
Website
https://nagano.art.museum/
Updated Date:2025.7.24
Created Date:2025.7.22