四季を染める

四季を染める シキヲソメル 芹沢銈介の春夏秋冬

美しい日本の四季。そこに暮らす人々の喜び。鮮やかに染められた、芹沢銈介の春夏秋冬。
染色家・芹沢銈介の作品には、四季を主題にしたものが数多く含まれています。それぞれの季節を表現したもの(「苗代川春景」など)、一つの作品に四季の模様を凝縮したもの(「四季文づくし四曲屏風」)、文字と模様で1年を象徴的に表現したもの(「布文字春夏秋冬ニ曲屏風」など)があり、いずれも芹沢の代表作として知られています。また、型染のうちわ、グリーティングカードなど、季節感あふれる日用の品々も多数手がけています。
「今の時期はタチアオイがあの辺に咲いてるとか、向日葵はどうなったとかですね、大体覚えていたんです」、「庭には紅梅、桜、山吹、牡丹、沈丁花、栗など、実に日本の模様の美を季節毎に見せてくれました」と晩年に回想する芹沢。日頃から四季の風物を観察し、親しんでいた様子が伝わります。世界の様々な地域の文化や芸術に目を向けていた芹沢ですが、生涯にわたって愛し、作品に表し続けたのは、美しい日本の四季の模様でした。
日本の美しさと、日々の暮らしの喜びを「春夏秋冬」で表現した芹沢銈介。この展覧会では四季をテーマに、代表作60点をご覧いただきます。

同時開催
芹沢銈介が集めた世界の家具と陶磁器
後半の展示室3室には、芹沢銈介が集めた世界の家具と陶磁器50点を展示します。アジア、ヨーロッパ、アフリカなどから、芹沢の目を通して集められた個性あふれる品々をお楽しみください。

Closing Days

毎週月曜日(5/5は開館)、4/30、5/7

Opening Hours

9:00 ～ 16:30

Admission (tax included)

一般420円/高校生・大学生260円/小学生・中学生100円/未就学児無料

(団体割引は30名以上でご利用いただけます)
※静岡市内在住の70歳以上の方・小中学生(通学含む)無料
※障がい者手帳等の提示により本人及び同伴者1名無料

記念日にご来館いただいたお客様には、芹美オリジナル絵はがきを差し上げます！
5/13 芹沢銈介 130回目の誕生日
芹沢銈介は1895(明治28)年5月13日、静岡市葵区本通に生まれました。
今年は生誕130年です。

6/15 芹沢銈介美術館 開館記念日
1981(昭和56)年6月15日、静岡市駿河区登呂に開館した芹沢銈介美術館。
今年は開館44周年です。

●会期中のイベントについてはホームページやX(旧Twitter)をご覧いただくか、お電話にてお問い合わせください。

静岡市立芹沢銈介美術館 シズオカシリツセリザワケイスケビジュツカン

Shizuoka City Serizawa Keisuke Art Museum

Address

〒422-8033
静岡市駿河区登呂5-10-5

Website

https://www.seribi.jp/