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黙佇|西成田 育男 展 Silencio NISHINARITA IKUO

見るという事を改めて捉え直す
時の重なりと営みの記憶から、こぼれ落ちた静謐な絵画

Venue

常陽藝文センター 藝文ギャラリー 藝文プラザ

Period

2025年4月1日[火]-5月31日[土]

藝文ギャラリー
前期:ドローイングを中心に 2025年4月1日[火]-4月26日[土]
後期:ペインティングを中心に 2025年4月30日[水]-5月31日[土]

藝文プラザ
2025年4月1日[火]-5月31日[土]

Exhibition Outline

黙佇|西成田 育男 展 モクチョ|ニシナリタ イクオ テン

Silencio NISHINARITA IKUO

ごあいさつ
公益財団法人常陽藝文センターでは郷土作家展シリーズ第292回として、「黙佇 西成田育男展」を開催いたします。
西成田育男さんは雨ざらしの廃屋や錆びて古びた金属片、積み上げられた落葉などに関心を寄せ、ふと目にとまった時の心の動きを掬い上げるような、密やかで饒舌な作品を制作しています。グラフィックデザインの仕事に従事する一方、東京の画廊や美術館の企画展などで作品を発表しています。
作品を制作し始めた当初はイラストレーションとして日本グラフィック展、二科展デザイン部門などに出品、受賞を重ねました。しかし出品したグループ展に参加した洋画家の友人に「君の作品はイラストレーションじゃなくてタブローだと思う」と評されたことを契機として、自覚的に絵画の制作を始めます。
西成田さんは、入手した目の粗いキャンバスに絵具をうまく乗せることができず裏返しに放置していた作品が、窓から差しこんできた光を受けて思わぬ表情を見せていることを偶然に発見し、色を塗ったキャンバス地を途中で裏返しに貼り直して仕上げる独自の絵画表現を獲得しました。抽象表現主義などアメリカの現代美術のシェイプドキャンバスに影響を受けた厚みのある作品は、一見すると重厚で金属のようにすら見える画面が、間近で見ると木枠の十字と後ろの壁の白さが微かに透けてみえる効果を生み出しています。
今展の前期は未発表作品を含むドローイングを、後期はペインティングを展示します。また隣接の藝文プラザでも大作を紹介します。
公益財団法人 常陽藝文センター

Organizer
公益財団法人 常陽藝文センター
Sponsership and Cooperation
後援:株式会社 常陽銀行
Closing Days
[但し毎週日曜日、月曜日、5/3(土)~5/5(月)は休館]
Opening Hours
午前10時 ~ 午後5時
Admission (tax included)
入場無料

Access Information

常陽藝文センター ジョウヨウゲイブンセンター

Address
〒310-0011
水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
Website
http://www.joyogeibun.or.jp/
Updated Date:2025.5.13
Created Date:2025.5.13