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【SCENERY】空の景・宙の景 沢田哲郎×一原有徳 TETSYRO SAEADA × ARINORI ICHIHARA SCENERY

Venue

市立小樽美術館 一原有徳記念ホール3F

Otaru City Museum of Art

Period

2025年2.8SAT▶6.15SUN

Exhibition Outline

【SCENERY】空の景・宙の景 沢田哲郎×一原有徳 【SCENERY】ソラノケイ・ソラノケイ サワダテツロウ×イチハラアリノリ

TETSYRO SAEADA × ARINORI ICHIHARA SCENERY

沢田哲郎(1935-1998)は、武蔵野美術大学在学中に健康を損ね北海道に帰郷し、アンフォルメルの影響を受けながら、道内公募展でデビューを飾りました。1967年、南米サンパウロでの個展が成功し、海外で日系大企業の目に留まりました。日本企業の海外進出とともに沢田の作品も南北アメリカ、カナダで人気を集めます。飛行機の上空から見た空の景に由来する「SKY SCAPE」は、初めは刷毛を用いて色の帯を平行に連ねた油彩の抽象作品でした。1974年からセリグラフに本格的に取り組み、その美しいグラデーションを版画で表現することに成功し、画面下部には雲や島影を思わせる不規則な凹凸の矩形が現れました。
一方、一原有徳(1910-2010)が1959年に発見したモノタイプは、漆黒の闇と遠近法的な収縮で構成されることからSF的世界に例えられ、「ABSTRACT LANDSCAPE」(評論家・中原祐介)と呼ばれました。
本展は、世界的に活躍した小樽ゆかりの版画家、沢田哲郎と一原有徳の「抽象的な風景」を展覧するものです。沢田も一原も何かの象徴ではなく、純粋に抽象表現を目指していましたが、私たちは自身の記憶や経験によって、彼らの作品から何らかの風景的なイメージを喚起させられます。
季節や時間帯によって変化する空の色を思わせる沢田哲郎のセリグラフ、無機的な冷たい闇の空間や宇宙を思わせる一原有徳のモノタイプ。それぞれを対比しつつ、彼らの独自の版画表現をご堪能ください。

Closing Days
毎週月曜(2/24,5/5 を除く)、2/12,2/25,2/26,3/21,4/30,5/7~5/9,5/13
Opening Hours
9:30 ~ 17:00
Admission (tax included)
一般 600(480)円・高校生・市内高齢者 300(240)円・中学生以下無料
※中村善策記念ホール、2階特別展も併せてご覧いただけます。( )内は20名以上の団体料金
※4月26日以降は、特別展料金の変更にともない、一般700(560)円、高校生市内高齢者350(280)円、中学生以下無料となります。
Exhibition Website
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2024120700013/

Access Information

市立小樽美術館 シリツオタルビジュツカン

Otaru City Museum of Art

Address
〒047-0031
小樽市色内1-9-5
Website
https://www.city.otaru.lg.jp/categories/bunya/shisetsu/bunka_kanko/bijyutsukan/
Updated Date:2025.4.24
Created Date:2025.4.22