ID:79197

清川泰次の写真

―その時代とまなざし

Venue

世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー

TAIJI KIYOKAWA Memorial Gallery

Period

2025年4月1日|火|― 9月7日|日|

※展覧会の会期および内容が、急遽変更や中止になる場合もございます。会期中の最新情報は美術館ウェブサイト等でお知らせします。

Exhibition Outline

清川泰次の写真 キヨカワタイジノシャシン ―その時代とまなざし

対象のかたちを写し取ることに捉われない抽象表現を追求した画家・清川泰次(1919-2000)。清川は油絵をはじめた頃、同時に写真にも強い関心を抱きました。慶応義塾大学経済学部在学中は写真部に所属し、イコフレックスやライカなどのカメラで出身地の浜松や東京、国内の旅行先、家族、友人などを撮影しています。5,000点を超えるフィルムのほか、カメラの性能や撮影技法を細かくまとめたアルバムや技法書などの旧蔵書も残っており、当時、清川が大変熱心に写真を勉強した様子がうかがえます。
また清川は、1950年代に訪れたアメリカやヨーロッパ、アジアなど、海外の街並みも撮影しました。まだ珍しかったカラーフィルムを用いて撮られた写真も多く、海外の様子を伝える資料として子ども向けの学習誌につかわれたこともありました。雑誌『アサヒカメラ』1955年2月号では、清川がパリで撮影した、画家・藤田嗣治(1886-1968)のアトリエ内の写真が表紙となっています。
清川は写真家として活動したわけではありませんでしたが、対象が端正に美しく捉えられた数多くの写真は、昭和の人々や場所の記録として、またひとりの撮影者の表現として貴重といえるでしょう。当館では開館以来、作家の生前にはほとんど知られていなかったこうした写真を、撮影年代や被写体をはじめ様々な切り口でご紹介してきました。本展では、時代背景やこれまでに当館で開催した写真展をふまえ、いま清川の写真をどのように捉えることができるか考えます。

Closing Days
毎週月曜日(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)
5月5日(月・祝)、5月6日(火・振休)、7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館、5月7日(水)、7月22日(火)、8月12日(火)は休館
Opening Hours
10:00 ~ 18:00
(入館は17:30まで)
Admission (tax included)
一般200円(160円)、大高生150円(120円)、65歳以上/中小生100円(80円)
*障害者の方は100円(80円)、ただし小・中・高・大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。証明書をご提示のうえ、お申し出ください。
*( )内は20名以上の団体料金
*世田谷区内在住・在学の小・中学生は土、日、祝・休日、夏休み期間は無料
Exhibition Website
http://www.kiyokawataiji-annex.jp/exhibition/2025-1/R7-1.html

Access Information

世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー セタガヤビジュツカンブンカン キヨカワタイジキネンギャラリー

TAIJI KIYOKAWA Memorial Gallery

Address
〒154-0016
世田谷区成城2-22-17
Website
http://www.kiyokawataiji-annex.jp/
Updated Date:2025.4.1
Created Date:2025.4.1