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ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末 VIENNESE STYLE BIEDER MEIER THROUGH FIN DE SIÈCLE

生活のデザイン、ウィーン・劇場都市便り

DESIGN OF LIVING, AN INVITATION TO THE THEATRICAL CITY, VIENNA

Venue

パナソニック汐留美術館

Panasonic Shiodome Museum of Art

Period

2025.10/4(土) - 12/17(水)

前期 10月4日-11月11日、後期 11月13日-12月17日
◎土・日・祝日は日時指定予約をお願いします(平日は予約不要)。当日空きがあればご入館いただけます。混雑状況により入館方法が変更になる場合がございます。

Exhibition Outline

ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末 ウィーン・スタイル ビーダーマイヤートセイキマツ 生活のデザイン、ウィーン・劇場都市便り

VIENNESE STYLE BIEDER MEIER THROUGH FIN DE SIÈCLE DESIGN OF LIVING, AN INVITATION TO THE THEATRICAL CITY, VIENNA

19世紀前半のビーダーマイヤーと世紀転換期という、ウィーンの生活文化における二つの輝かしい時代を取り上げ、銀器、陶磁器、ガラス、ジュエリー、ドレス、家具など、多彩な作品をご紹介します。両時代の工芸やデザインに通底するのは、生活に根ざした実用性と快適さ、誠実で節度ある装飾、そして自然への眼差しと詩的な遊び心です。これら両時代に共通する美意識を、相互比較や空間構成によってご体感いただきます。
ウィーンは19世紀から20世紀初頭にかけて、独自のモダン・スタイルを築きました。オットー・ヴァーグナーが実用性と合理性を重視する「実用様式」を提唱し、その思想に共鳴した弟子ヨーゼフ・ホフマンらが推進したウィーン世紀末のデザインは、幾何学的で建築的な造形を特徴とし、実用性と快適さを実現する機能美が備わっていたといえるでしょう。一方で、1920年頃には幻想的で装飾性豊かな作品も生まれ、一元的な様式にとどまらない多様な造形が広がります。
この世紀末のデザイン革新の背景には、19世紀前半のビーダーマイヤー様式への回帰があります。手工業の質の高さ、模倣ではない主体的なデザイン、自然モチーフへの親しみは、世紀末のデザイナーたちにとって「近代的な住文化の出発点」として賞賛されました。過去の遺産を意識的に継承し、造形の基盤として参照しながら、より時代に即した造形に発展させることで独自の「ウィーン・スタイル」を獲得したのです。
本展は、こうした「ウィーン・スタイル」のありようを、両時代のデザインや工芸作品はもちろん、グスタフ・クリムトの繊細な素描作品や、当時際立った存在であった女性パトロンや文化人の活動、また女性デザイナーたちの仕事にも注目することで、多面的にご紹介します。さらに最終章では、世紀末ウィーンを越えてなお継承されるそのスタイルについて検証します。
NUNOが本展のためにデザインした織物を作品の展示面に使用した、特別な鑑賞空間で皆さまをお待ちします。

Organizer
パナソニック汐留美術館、日本経済新聞社
Sponsership and Cooperation
ゲストキュレーター|新見 隆 氏(武蔵野美術大学教授)
監修|パウル・アセンバウム博士、エルンスト・プロイル博士、久保クネシュ幸子博士
後援|オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京、オーストリア大使館観光部、港区教育委員会
特別協力|豊田市美術館
協力|全日本空輸株式会社、株式会社布、株式会社マルナカ
企画協力|株式会社ニキシモ
Closing Days
水曜日(ただし12月17日は開館)
Opening Hours
午前10時 ~ 午後6時
(ご入館は午後5時30分まで)
*11月7日(金)、12月5日(金)、12月12日(金)、13日(土)は夜間開館を実施致します。午後8時まで開館(ご入館は午後7時30分まで)。
Admission (tax included)
一般1,500円/65歳以上1,400円/大学生・高校生1,000円/中学生以下無料
11月13日以降に再入場の場合は、半券ご提示で100円割引となります。
*障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
Exhibit Replacement
※会期中一部展示替えを行います。
Exhibition Website
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/251004/index.html#exhibition-detail-moredetail
Exhibition Inquiries
ハローダイヤル 050-5541-8600

Events

◇記念講演会
講師|パウル・アセンバウム博士(本展監修者)
新見 隆 氏(本展ゲストキュレーター、武蔵野美術大学教授)
日時|10月4日(土)午後2時~4時(開場:午後1時30分、日本語への逐次通訳付き)
定員|150名(要予約、自由席)
会場|パナソニック東京汐留ビル5階ホール
ご予約方法 ハローダイヤル050-5541-8600へお電話にてお申し込みください。
9月1日(月)より受付開始(受付時間午前9時~午後8時)
必要事項|①イベント名 ②参加人数(一度に2名までお申込みいただけます) ③氏名(要全参加希望者) ④住所 ⑤電話番号
*ご予約の際は簡単なアンケートにご協力いただきます。
*当日は予約時にお知らせする整理番号を活用して入場いただきます。
*お申込み時にいただいた個人情報は、本イベントの受講管理の目的でのみ使用し、参加希望者はこの目的での使用に同意したものとします。
*予約受付は先着順で、定員になり次第締め切ります。
*定員に達しなかった場合、当日受付をする場合がございます。
*未就学児はご遠慮ください。

◇学芸員によるスライドトーク
日時|10月25日(土)、11月21日(金)いずれも午後2時~2時45分、先着50名、予約不要、聴講無料(ただし本展の観覧券が必要です)
会場|パナソニック東京汐留ビル5階ホール

ご注意事項
○講演会・スライドトークは無料ですが、本展の観覧券(半券)が必要です。(小中学生は無料)
○イベントの実施につきましては、変更の可能性があるため、事前にホームページにてご確認ください。

Access Information

パナソニック汐留美術館 パナソニックシオドメビジュツカン

Panasonic Shiodome Museum of Art

Address
〒105-8301
港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
Website
https://panasonic.co.jp/ew/museum/
General Inquiries
ハローダイヤル050-5541-8600
Updated Date:2025.9.4
Created Date:2025.3.18