ID:65457

第Ⅳ期
東山魁夷館開館30周年記念特別展

東山魁夷 日本画への出発

Venue

長野県信濃美術館 東山魁夷館

NAGANO PREFECTURAL SHINANO ART MUSEUM HIGASHIYAMA KAII GALLERY

Period

9月25日(金)~11月23日(月・祝)

Exhibition Outline

第Ⅳ期
東山魁夷館開館30周年記念特別展
東山魁夷 日本画への出発 ヒガシヤマカイイ ニホンガヘノシュッパツ

東山魁夷館は、画家本人からの作品寄贈により1990年4月26日に開館し、今年、開館30周年を迎えました。本展は、東山魁夷が画家として活動をはじめた初期の時代に焦点をあて、東山“新吉”が、いかにして現代を代表する日本画家・東山“魁夷”に成長していったのか、その背景を探ろうとするものです。
幼少期、絵を描くことで自身の心が癒されることを知った新吉少年は、神戸の自然のなかに身をおき絵画制作を続けました。中学時代に画家になることを志し、東京美術学校日本画科へ入学すると、在学中は特待生に選ばれ、官展でも入選するなど着実に画力を高め、研究科進学時より雅号「魁夷」を名乗るようになります。
美術学校修了後に留学したドイツでは、西洋美術史を学び、西欧の文化に触れることで、外から日本画を見る眼を養い、日本画家として歩んでいく決意を新たにしました。
留学帰国後は、画壇になかなか認められず、実家の家業の不振、肉親の死など不遇な出来事が続きましたが、全国各地を旅し、写生を続ける一方、日本画の革新を目指す研究会や小団体にも加わり、新たな表現の可能性を追求するなど、自身の画風を模索する時代が続きます。
戦後、風景画家として開眼し、画壇の中央に迎えられた東山にとって、この終戦までの軌跡は、日本画家として己を貫き、地歩を固める時代であり、国民的画家・東山魁夷を誕生させる上で欠くべかざる道でした。本展では、こうして世に注目される以前の初期の画業に光をあて、新吉少年から東山魁夷となるまでに辿ってきた歩みを紹介いたします。

Organizer
長野県 長野県信濃美術館 東山魁夷館
Closing Days
毎週水曜日
Opening Hours
9:00 ~ 17:00
(入場は16:30まで)
Admission (tax included)
大人500(400)円、大学生300(200)円、高校生以下無料
11月21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)は「いい夫婦の日」
ご夫婦・パートナーでご来館の方2名で1名分の入場料で入館可 受付で結婚記念日等を申告
※割引の併用はできません。 ※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、付き添い1名は無料
Exhibit Replacement
※作品の一部を会期中入れ替えます。
Exhibition Website
http://www.npsam.com/exhibition/detail/higashiyamar2-4

Events

開館30周年記念対談「東山魁夷の芸術について 千住 博×若麻績敏隆」
講師:千住 博 氏(日本画家) 若麻績敏隆 氏(画家、善光寺白蓮坊住職)
日時:10月11日(日)13:00~15:00
場所:長野市芸術館 アクトスペース
定員:115名、要申込み、参加料=無料
申込:9月16日(水)10:00 受付開始(予定)
詳しくは、美術館ホームページをご覧ください。 ※手話通訳、要約筆記つき

※新型コロナウイルス等、諸般の事情により、イベント内容の変更や入場を制限する場合があります。

Access Information

長野県信濃美術館 東山魁夷館 ナガノケンシナノビジュツカン・ヒガシヤマカイイカン

NAGANO PREFECTURAL SHINANO ART MUSEUM HIGASHIYAMA KAII GALLERY

Address
〒380-0801
長野市箱清水1-4-4 (善光寺東隣 城山公園内)
Website
http://www.npsam.com
Updated Date:2020.10.7
Created Date:2020.9.23