ID:6383
男の茶会 -風流の秋をたのしむ-
Venue
根津美術館
NEZU MUSEUM
Period
October 4 (Sat), 2003 ~ November 9 (Sun), 2003
Exhibition Outline
男の茶会 -風流の秋をたのしむ- オトコノチャカイ -フウリュウノアキヲタノシム-
当館創立者、根津嘉一郎(号 青山)が茶の湯を好むようになったのは、五十歳を過ぎてからでした。実業家としての多忙な仕事の合間をぬって、親しい友人を招き、俗事を忘れて、数寄風流の茶会を楽しみました。古美術の名品を数多く蒐集した青山でしたが、茶会では、いわゆる名物にはこだわらず、思いのままに茶道具を取り合わせました。その主流となるのは、侘び茶の道具でした。
今回は、残されている茶会の記録から、初秋~初冬にかけての茶会を選び、その茶道具取合わせをを再現いたします。
大正七年(1918)五十九歳の秋に催した「初陣茶会」の後は、大変な評判となり、関西の数寄者までが茶人・青山に関心を示すこととなりました。「軽井沢別荘・席開きの茶会」では、山荘らしい侘びた取合わせが好評を得たので、その翌月には東京・青山の自邸で「名残の茶会」にのぞんでいます。師走「夜話の茶会」では、年末の多事多用を切り抜けて帰宅し、懐石料理を楽しみ、茶を点て、客たちとの清談に時を忘れました。年末の「歳暮の茶会」は青山の恒例茶会として毎年行われ、当館に引き継がれ現在にいたっています。
根津青山の茶会を通して、女性の茶道愛好家のみならず、茶の湯を敬遠している現代の男性にも、その底知れぬ魅力を感じていただければ幸いです。
- Closing Days
- 月曜日(祝休日の場合は翌日)、展示替期間
- Admission (tax included)
- 一般 1000円
学生700円 - Exhibition Website
- http://www.nezu-muse.or.jp/
- Exhibition Inquiries
- ハローダイヤル03-5777-8600
Access Information
Created Date:1999.3.31