ID:6202
江戸の納涼
江戸開府400年記念特集陳列シリーズ「幕府と町人」
Venue
東京国立博物館
TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)
Period
August 12 (Tue), 2003 ~ September 21 (Sun), 2003
Exhibition Outline
江戸の納涼 エドノノウリョウ 江戸開府400年記念特集陳列シリーズ「幕府と町人」
炎暑の候に暑さを避けるため、古くから人々は樹木の陰や水辺に涼を求めました。江戸時代半ば頃、京都の四条河原では、賀茂川の流れの上に川床を設けて歌舞を楽しんでいます。江戸は旧暦5月28日から3ヶ月間が納涼の季節でした。墨田川では、旦那衆などは屋形船で浄瑠璃を聞きながら、庶民は橋のたもとで川風に涼をもとめました。付近の茶店、見世物小屋、寄席が繁盛したそうです。「花の両国涼賑ひ」には、船で繰り出した人々や、水中で龍を操る若い衆などの表情が生き生きと描かれています。船遊びを楽しんでいる様子は「両岸一覧」にもみえます。両国の花火は、享保年間(1716~36)頃、全国的な凶作と江戸の疫病流行のため、幕府が慰霊と悪疫退散をかねて催した水神祭で、献上された花火の打ち上げが最初と伝えられています。「花火之図」では、奇想天外な仕掛け花火の図案が印象的です。また、夏の風物詩でもある金魚に関して、「金魚養艸」に澄んだ水の作り方などが記されています。浴衣姿に欠かせない団扇は、図柄の見本帳によって注文生産する方式でした。その見本帳が「団扇新形」です。「子供水遊合戦」や、誰もが肝を冷やしたことのある怪談話を集めた「怪談藻塩草」にもご注目ください。
- Closing Days
- 月曜日(祝日または振替休日にあたる場合は翌日)
- Admission (tax included)
- 大人 420円(210円)円
大学生 130円(70円)
※( ) 内は20名以上の団体料金
※小・中・高校生および満65歳以上、障害者とその介護者各1名の方は無料 - Exhibition Website
- http://www.tnm.jp/
- Exhibition Inquiries
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
Access Information
東京国立博物館 トウキヨウコクリツハクブツカン[ウエノコウエン]
TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)
- Address
-
〒110-8712
台東区上野公園13-9 - Website
- https://www.tnm.jp
- General Inquiries
- 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
Created Date:1999.3.31