ID:61339

没後50年 坂本繁二郎展

Venue

練馬区立美術館 2階 展示室1
3階 展示室2・3

NERIMA ART MUSEUM

Period

2019年7月14日[日]-9月16日[月・祝]

Exhibition Outline

没後50年 坂本繁二郎展 ボツゴ50ネン サカモトハンジロウテン

坂本繁二郎(明治15~昭和44年・1882~1969)は夭折の画家、青木繁(明治15~明治44年・1882~1911)と同年、同郷の福岡県久留米市に生まれた画家です。青木に触発されるように東京に出て本格的に油彩画を学び、太平洋画会や文展、東京府勧業博覧会などに出品し数々の賞を受賞し、39歳で渡欧。3年ほどの外遊からの帰国後は郷里近郊の八女市を制作の場に選び、中央とは一線を画し、制作三昧の生涯を送りました。
坂本はヨーロッパ留学までは牛を、帰国後は馬を、そして戦後は身の回りの静物、中でも能面を描き、最晩年は月をテーマとして描きました。中心となるテーマは時代と共にゆるやかに変化していきますが、静物画は絶えず描いており、まさにライフワークとも言えるものでした。坂本の静物画のモティーフは果物、植木鉢、箱、本など平凡でありながら、幾重にも絵具が重ねられた画面は明るく、穏やかな静謐さを湛えています。「描きたいものは目の前にいくらでもある」という晩年の言葉は、坂本の画業の真髄を伝えるものでありましょう。
本展は、没後50年にあたり、16歳で描いた初期作から、盟友、青木繁の作品を交え、坂本の画業を約150点の作品・資料で展観します。中でも本展では、生涯を通して描いた静物画に特に注目し、坂本の絵画が完熟していく過程をその人生の歩みと共に明らかにしていきます。

Admission (tax included)
一般1,000円ほか

Access Information

練馬区立美術館 ネリマクリツビジュツカン

NERIMA ART MUSEUM

Address
〒176-0021
練馬区貫井1-36-16
Website
https://www.neribun.or.jp/museum.html
Updated Date:2019.5.29
Created Date:2019.5.29