トラベラー TRAVELERS

開館40周年記念展 トラベラー トラベラー まだ見ぬ地を踏むために

TRAVELERS STEPPING INTO THE UNKNOWN

国立国際美術館は、1970年に開催された日本万国博覧会の際に建設された万国博美術館を活用し、国内外の現代美術を中心とした作品を収集、保管、展示し、関連する調査研究及び事業を行うことを目的として1977年に開館した4番目の国立美術館です。現在までに約8,000点の作品を収集し、260を超える特別展・企画展を実施した他、教育普及活動や関連イヴェントを行っています。
このたび、国立国際美術館では開館40周年を記念し、特別展「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」を開催します。
この展覧会には選りすぐりの所蔵作品はもちろんのこと、本展のために制作された数々の新作や、展覧会場で日々繰り広げられるパフォーマンスなど、新たな試みにあふれています。この展覧会を目撃する人すべてが、時間と空間を越えた「トラベラー」となり、縦横無尽に想像力をめぐらせることのできるまたとない機会となるでしょう。

第一部 多層の海 Sea of Layers 地下3階展示室
時間や歴史、記憶が織り成す複雑に重なりあった層。私たちの社会の姿を浮かび上がらせる作家の数々の作品から、こうした多層の海が生まれます。当館のコレクションとして親しまれてきた作品への新たな眼差
しが見出され、作品同士の対話が紡ぐ知られざる物語が、時や場所を横断する旅へと鑑賞者を誘います。

第二部 時をとらえる Catch the Moment 地下2階展示室
未来へと挑戦を積み重ねていく美術館の可能性を探ります。20世紀後半から芸術表現は加速度的に多様化し、映像やインスタレーションのみならず、かた址して残ることのないパフォーマンスなど、ますます幅広いものになっています。こうした「収集」することが困難な表現と美術館はどのように対峙し、活動を続けていけるのでしょうか。1960年代以後に試みられてきた、身体を媒介とする多様な表現の記録、コンセプト重視の作品とパフォーマンス表現との親和性、さらには会場で繰り広げられる生のパフォーマンスを通じて、今後の可能性を考察します。

Organizer

国立国際美術館

Sponsership and Cooperation

協賛:安藤忠雄文化財団、ダイキン工業現代美術振興財団

Closing Days

月曜日(ただし、2月12日(月・休)は開館し、13日(火)は休館。4月30日(月・休)は開館。)

Opening Hours

10時 ～ 17時

※金曜・土曜は20時まで(入場は閉館の30分前まで)

Admission (tax included)

一般1,200(900)円/大学生800(550)円

・( )内は20名以上の団体料金 ・高校生以下・18歳未満無料
・心身に障がいのある方とその付添者1名無料(証明できるものをご提示願います)
夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の17時-20時):一般1,000円/大学生700円
無料観覧日:3月31日[土]

Exhibition Website

http://www.nmao.go.jp/exhibition/2018/40th.html

参加無料 ギャラリートークのみ要観覧券
[出品作家トーク]
ヒーメン・チョン、藤井光、小泉明郎ほか予定

[特別講演会]
「まだ見ぬ存在:パフォーマンス・アートにおける法律(仮)」
講師:アラナ・クシュニール(キュレーター/法律家、オーストラリア)2018年5月に予定
協力:オーストラリア大使館

[ギャラリー・トーク]
1月26日[金]19時から、2月17日[土]・3月10日[土]14時から
会場:国立国際美術館 地下3階展示室 参加無料(要観覧券)
当日、開始30分前よりワイヤレス受信機を貸し出しします(先着90名)

[ワークショップ]
4月14日[土]、15日[日] 講師:関川航平(本展出品作家)

[40周年記念びじゅつあーすぺしゃる]
3月31日[土]

パフォーマンス及び関連イヴェントの日時・内容は変更される場合があります。詳しくは特設サイト又は国立国際美術館のホームページをご確認ください。

国立国際美術館 コクリツコクサイビジュツカン

THE NATIONAL MUSEUM OF ART, OSAKA

Address

〒530-0005
大阪市北区中之島4-2-55

Website

http://www.nmao.go.jp/