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生誕100年

ジャン=ピエール・メルヴィル、暗黒映画の美 Jean-Pierre Melville,cineaste du noir

レジスタンス、犯罪、友情、そして裏切り―
“闇”のフランスを描いた映画作家

Venue

東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(7階)

National Film Center, The National Museum of Modern Art, Tokyo

Period

2017.9.26[火]→12.10[日]

Exhibition Outline

生誕100年 ジャン=ピエール・メルヴィル、暗黒映画の美 ジャン=ピエール・メルヴィル、アンコクエイガノビ

Jean-Pierre Melville,cineaste du noir

アラン・ドロンを“サムライ”にした男
監督ジャン=ピエール・メルヴィル、その名はフランス映画の歴史の中でも特別な輝きを放っています。少年期からアメリカ映画に傾倒、助監督修業を経ずにまったくの自主製作で長篇デビュー作『海の沈黙』(1949年)を送り出したメルヴィルは、ジャン・コクトーの依頼による『恐るべき子供たち』の映画化(1950年)などで頭角を現し、そのインディペンデント魂は若きヌーヴェル・ヴァーグの監督たちから敬愛されました。
やがて優れた暗黒映画の作り手として認められ、『いぬ』(1962年)、『ギャング』(1966年)、『サムライ』(1967年)、『仁義』(1970年)といった硬質の犯罪映画、そして対独レジスタンス経験に根差した戦争大作『影の軍隊』(1969年)などはフランス映画に一時代を築きます。とりわけジャン=ポール・ベルモンド、アラン・ドロンという二大スターは、メルヴィル作品とともに新境地を開いたといっても過言ではありません。善悪を合わせ持った複雑な人間像を描き出し、男たちの絆と裏切りをドラマに塗り込めたメルヴィルは、日本を含む現代のアジア映画にも強い影響を与えています。
メルヴィルが生誕100年を迎えるこの2017年、フィルムセンターは、ドキュメンタリー『コードネームはメルヴィル』(2008年)の監督オリヴィエ・ボレール氏が長年収集してきた資料を中心にその孤高の生涯と業績を振り返ります。PFFや角川シネマ新宿での代表作の上映、アンスティチュ・フランセ東京での上映やイベントと併せ、メルヴィルの“黒”の世界に触れてみてください。

Organizer
東京国立近代美術館フィルムセンター、ノクテュルヌ・プロデュクシオン
Sponsership and Cooperation
協力:アンスティチュ・フランセ日本/フランス大使館、KADOKAWA、マーメイド・フィルム、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)
協賛:エルメスジャポン株式会社
Closing Days
月曜日は休室です。
Opening Hours
午前11時 ~ 午後6時30分
(入場は午後6時まで)
Admission (tax included)
一般250円(200円)/大学生・シニア130円(60円)/高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMATパスポートをお持ちの方、キャンパスメンバーズは無料
*料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。
*( )内は20名以上の団体料金です。
*学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
*フィルムセンターの上映企画をご覧になった方は当日に限り、半券のご提示により団体料金が適用されます。
Exhibition Website
http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/melville/

Events

トークイベント
9月30日(土)ノワール映画の系譜ーフランスから香港へ
野崎歓氏(東京大学文学部教授)
11月4日(土)メルヴィル再発見ー生誕100年を迎えて
オリヴィエ・ボレール氏(本展企画者、記録映画『コードネームはメルヴィル』監督)
12月2日(土)メルヴィル映画の思い出とその影響
小林政広氏(映画監督)
*詳細は後日ホームページなどでお知らせいたします。

[上映]第39回PFF(ぴあフィルムフェスティバル) 何度でも!メルヴィル
会期:9月16日(土)~9月29日(金) 『ギャング』ほか5作品を上映
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター

[上映・シンポジウム]ジャン=ピエール・メルヴィル生誕百年 関連上映・シンポジウム
会期:11月4日(土)~11月5日(日)
会場:アンスティチュ・フランセ東京(飯田橋)
主催:アンスティチュ・フランセ日本

[上映]ジャン=ピエール・メルヴィル特集
会期:11月11日(土)~11月21日(金)
『いぬ』『影の軍隊』『仁義』ほか代表作を上映
会場:角川シネマ新宿
提供:アンスティチュ・フランセ日本、マーメイドフィルム
配給:コピアポア・フィルム
*詳細は後日各企画のチラシ、ホームページなどでお知らせいたします。

Access Information

東京国立近代美術館フィルムセンター トウキョウコクリツキンダイビジュツカンフィルムセンター

National Film Center, The National Museum of Modern Art, Tokyo

Address
〒104-0031
中央区京橋3-7-6
Website
http://www.momat.go.jp/fc.html
General Inquiries
ハローダイアル 03-5777-8600
Updated Date:2017.10.3
Created Date:2017.10.3