ID:55117
開館15周年記念
1964 証言-現代国際陶芸展の衝撃 1964 Testimony:impacts of “international exhibition of contemporary ceramic art”
この年、もう一つのオリンピックがあった。そして日本の現代陶芸は新たな幕をあける。
Venue
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
Period
2017.11.3[金・祝]→2018.1.28[日]
Exhibition Outline
開館15周年記念 1964 証言-現代国際陶芸展の衝撃 1964 ショウゲン-ゲンダイコクサイトウゲイテンノショウゲキ
1964 Testimony:impacts of “international exhibition of contemporary ceramic art”
1964年、東京オリンピック開催を機会に、国立近代美術館(東京)、石橋美術館(久留米)、国立近代美術館京都分館(京都)、愛知県文化会館美術館(名古屋)を巡回して開催された「現代国際陶芸展」では、日本で初めて世界各国の陶芸が一堂に集められ、展観されました。そしてそれは当時「日本陶芸の敗北」と評されるほどの衝撃を、日本の陶芸界に与えました。
本展覧会では、海外陶芸との出会いによって大きな刺激をうけた日本陶芸の1960年代の動きに注目し、両者の出会いの場となった「現代国際陶芸展」が与えた影響を検証します。また展覧会準備のため、この年欧米各国を旅し、作品を集めた同展覧会開催のキーパーソン、小山冨士夫(陶磁器研究家、陶芸家1900-1975)の旅の記録もあわせて紹介します。小
山によって選び集められた海外の作品群は、現代陶芸にむけられた小山の眼も示しているといえるでしょう。当時の出品作品および同時代の作品を核に、「現代国際陶芸展」を記録とあわせて再現的に紹介しながら、この時代の日本内外の陶芸の姿をご覧いただきます。そして、同展覧会に出品した作家、展覧会をみて刺激をうけた作家たちによる、当時を振り返っての言葉を証言として、同展覧会が与えた影響を探り出していきます。
本当に日本陶芸は敗北だったのでしょうか。「現代国際陶芸展」の検証とともに、戦後の日本陶芸に拓かれた新たな世界をとらえていきたいと思います。
- Organizer
- 岐阜県現代陶芸美術館、朝日新聞社
- Sponsership and Cooperation
- 特別協力:京都国立近代美術館
- Closing Days
- 月曜日(ただし1月8日は開館)、12月29日~2018年1月3日、1月9日
- Opening Hours
- 午前10時 ~ 午後6時
- (入館は午後5時30分まで)
- Admission (tax included)
- 一般800円(700円)、大学生600円(500円)、高校生以下無料
- ※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
※11月3日(金・祝)文化の日は観覧無料 - Exhibition Website
- http://www.cpm-gifu.jp/museum/02.exhibition/02_1.exhibition.html
Events
関連企画
講演会「わたしがみた60年代前半期の陶芸」
2017年11月12日(日)14:00-15:00
岐阜県現代陶芸美術館プロジェクトルーム
講師:森野泰明氏(陶芸家・本展出品作家)
定員:60名(先着順) *聴講無料・事前申込不要
対談「1960年代のアートシーン」
2017年12月2日(土)14:00-15:30
セラミックパークMINOイベントホール
講師:建畠哲氏(美術評論家、埼玉県立近代美術館長)
谷新氏(美術評論家)
定員:100名(先着順) *聴講無料・要事前申込
○対談聴講の申込方法:電話またはメールにて受け付けます。詳細は当館ホームページにてご確認ください。(受付開始:10月21日(土)より)
ギャラリートーク
2017年11月5日、11月26日、12月10日、12月24日
2018年1月21日
いずれも日曜日14:00から(約30分)
当館学芸員による展示解説 *要観覧券
スライドレクチャー
2018年1月14日(日)14:00-15:00
岐阜県現代陶芸美術館プロジェクトルーム
当館学芸員が展示を詳しく解説します
*聴講無料・事前申込不要
会期中の催し
対談「「その土地らしさ」について考える」
2017年12月17日(日)14:00-15:30
セラミックパークMINO国際会議場
講師:濱田琢司氏(南山大学 人文学部日本文化学科教授)
ナガオカケンメイ氏(デザイン活動家・D&DEPARTMENTディレクター)
定員:200名(先着順) *聴講無料・要事前申込
受付開始:11月4日(土)より
Access Information
岐阜県現代陶芸美術館 ギフケンゲンダイトウゲイビジュツカン
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
- Address
-
〒507-0801
多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内) - Website
- https://www.cpm-gifu.jp/museum
Created Date:2017.8.8