ID:54166
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション夏の企画展
千一億光年トンネル
浜口陽三 奥村綱雄 ネイホル 水戸部七絵
Venue
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 1階、B1階
Musée Hamaguchi Yozo : Yamasa Collection
Period
2017年5月20日[土]―8月6日[日]
Exhibition Outline
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション夏の企画展 千一億光年トンネル センイチオクコウネントンネル 浜口陽三 奥村綱雄 ネイホル 水戸部七絵
新しい表現は、見る人に新しい世界を切り開いてくれます。 浜口陽三(1909~2000)は、1950年代に手さぐりで銅版画に取り組み、独自の技法を編み出しました。それは何ヶ月もかけて銅の板を彫る手間のかかる技法でしたが、今までにない、光と闇に満ちた作風を生み、世界的な評価を得ました。この夏は、浜口陽三にちなみ、現在、未踏の 表現に挑んでいる3人の作家を、浜口の銅版画20余点と共に紹介します。展覧会顧問として、生物学者で美術にも造詣の深い、福岡伸一先生に図録の評論文を書いていただく予定です。手のひらから時空を乗り越え、別次元へ昇華しようとする作品の数々をご覧下さい。
奥村綱雄(おくむらつなお)は「パフォーマンスとしての刺繍」を、 二十年以上続けています。あえて夜間警備の仕事に就き、勤務中の待機時間にひたすら針を動かして、小さな布に1000時間以上の作業時間をかたむけます。これは膨大な時間の結晶か、あるいは前衛演劇なのか。7200 時間分の不可思議な作品「夜警の刺繍」を 紹介します。
Nerhol(ネルホル)は、田中義久と飯田竜太によるアーティスト・ デュオです。レイヤー(層)を用いた洗練された手法で、時間や存在のゆらぎを提示します。昨年は伐採された街路樹を薄切りにして撮影し、その写真を重ね、年輪さながらに木の持つ雄大な時間と歴史を彫り出しました。
今回はこのシリーズを中心に、新作も加え、静かな思索空間を展開します。
水戸部七絵(みとべななえ)は、顔をテーマに描くスケールの大きな最近注目の若手作家です。油彩絵具を時には一日100本以上を使って豪快に塗り重ね、崩れることも臆さずに匿名の顔を描きあげます。絵画として描いていますが、作品は立体さながらに盛り上がり、大胆な色彩と質感で迫ってきます。
- Closing Days
- 月曜日(7/17は開館)、7/9(日)、7/18(火)
- Opening Hours
- 平日11:00 ~ 17:00
- 土日祝10:00~17:00(最終入館16:30)
《ナイトミュージアム/会期中第1・3金曜(6/2、6/16、7/7、7/21、8/4)は20:00まで開館、最終入館19:30》
※7/9(日)はトーク開催のため、ご予約の方のみの入館です。※休館日、開館時間、出品作品等は都合により変更する場合があります。※6/24(土)、7/29(土)は対談のため1階開場が鑑賞しにくくなります。 - Admission (tax included)
- 大人 600円/大学・高校生 400円/中学生以下 無料
- Exhibition Website
- https://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20170520-0806/
Events
●出品作家によるトーク
奥村綱雄×Nerhol×水戸部七絵
聞き手:柏倉康夫(放送大学名誉教授)
日時|7月9日(日)〔予定〕15:00―16:00トーク
16:00―17:00お茶会(ご歓談と自由鑑賞の時間)
[定員]60名
奥村綱雄×小出由紀子(インディペンデント・キュレーター)
対談「夜警の仕事・夜警の刺繍」
日時「6月24日(土)15:00―16:00 [定員]30名
Nerhol×大浦 周(埼玉県立近代美術館 学芸員)
対談「積層と表層」
日時|6月30日(金)18:00―19:00[定員]30名
水戸部七恵×吉川陽一郎(造形作家)
対談「掴める絵画」
日時|7月29日(土)15:00―16:00[定員]30名
参加費:入館料+300円 申込は5月30日(火)12:00より電話にて。(先着順)当日はトーク開始1時間前より受付。
Access Information
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション ミュゼハマグチヨウゾウ・ヤマサコレクション
Musée Hamaguchi Yozo : Yamasa Collection
- Address
-
〒103-0014
中央区日本橋蛎殻町1-35-7 - Website
- https://www.yamasa.com/musee/
Created Date:2017.5.23