ID:53387

SHIZUBI PROJECT6 國府理×林勇気×宮永亮

彼方へ

Venue

静岡市美術館

Shizuoka City Museum of Art

Period

2017.3.28 |火| ― 6.18 |日| エントラスホール・多目的室
2017.6.4 |日| ― 6.18 |日| 展示室

2017.3.28 |火| ― 6.18 |日| エントラスホール・多目的室
2017.6.4 |日| ― 6.18 |日| 展示室

Exhibition Outline

SHIZUBI PROJECT6 國府理×林勇気×宮永亮 彼方へ カナタヘ

多くの人が行きかうエントランスホールの開放的な空間で、現代のさまざまな美術の姿を紹介してきたShizubi Project。第6回は、「彼方へ」と題して、國府理、林勇気、宮永亮の作品を展示します。
「私が乗り物を作りたかったのは、それを手に入れれば、どこかへ行けると思ったから」、プロペラをつけた自転車や、帆をはって風で進む自動車など、「KOKUFUMOBIL」として、自身の夢の乗り物を独自の設計思想と自らの手で生みだした國府理。"ここではない何処か"へ、乗り物としての機能に想像力をプラスして走らせる國府作品は、世界の中でほんとうに考え、自由であることを私たちに呼びかけ続けています。
林勇気の映像作品《もう一つの世界》(2014)は、ネット上から膨大な画像を切り抜いて浮遊させ、私たちをとりまくデジタル世界を鮮やかに可視化しました。3Dプリンタの登場などデータが直接物質化される時代に、画像やデータ、物質とは何かということを、私たちに優れて感覚的に体験させます。
宮永亮は各地に出かけ撮影した都市や田園の映像を、さまざまなレイヤー(層)として重ね編集します。ときに疾走し、ときにゆったりと流れる時間を映し出した映像は、優れたロードムービーの持つ世界の手触りが複雑に多層化され、固有の場所性を離れて、"どこでもない場所へと飛躍する"ような感覚を見るものに強く与えます。
彼方は、世界の彼方であり、メディア(デジタル世界)の彼方でもあります。それは、心の彼方かもしれません。世界が隅々まで探索され、急速に映像化される時代に、私たちはいつにも増して、彼方を必要としているのではないでしょうか。3人の作品は、私たちをそんな彼方に誘ってくれます。
尚、展示は、美術館エントランスホール・多目的室でスタートし、6月の2週間余りは展示室にも拡張します。どうぞご期待ください。

Organizer
静岡市美術館
Closing Days
毎週月曜日(ただし5/1(月)は臨時開館)
※多目的室は、4/16(日)、5/6(土)、5/7(日)、5/20(土)ほか、イベント実施時にはご鑑賞頂けません。
Opening Hours
10:00 ~ 19:00
Admission (tax included)
入場無料
Exhibition Website
http://shizubi.jp/event/_shizubi_project6_kokufumobil_20143d.php

Events

■アーティストトーク
3月28日(火)、6月4日(日)、6月18日(日)全て13:00-14:30
出演:林勇気、宮永亮ほか(予定)
会場:当館エントランスホール
参加:無料
申込不要(当日直接会場へお越しください)

■映像と音楽によるライブイベント
6月17日(土) 16:00~
会場:当館多目的室
林勇気、宮永亮の映像とゲストミュージシャンによるライブイベント
※詳細は決まり次第、当館HP等でお知らせいたします。

Access Information

静岡市美術館 シズオカシビジュツカン

Shizuoka City Museum of Art

Address
〒420-0852
静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
Website
https://www.shizubi.jp/
Updated Date:2017.3.14
Created Date:2017.3.14