ID:53058

ミュージアムとの創造的対話01

Monument/Document 誰が記憶を所有するのか?

Venue

鳥取県立博物館 2階 第2特別展示室 鳥取市街地エリア、米子市街地エリア

Tottori Prefectural Museum

Period

2017年2月25日(土)~3月20日(月・祝)

Exhibition Outline

ミュージアムとの創造的対話01 ミュージアムトノソウゾウテキタイワ01 Monument/Document 誰が記憶を所有するのか?

鳥取県立博物館は、 1972年の開館以来今日まで、 調査研究に基づく資料の収集や展覧会及び教育普及プログラムを通して文化芸術を保存し、 次世代へ継承していくための活動を行ってきました。こうした活動をさらに広げ、これからのミュー ジアムの可能性を開く試みとして、シリ ー ズ展「ミュージアムとの創造的対話」を開始します。 本シリ ー ズでは、 ミュー ジアムを巡る問いを機に、 国内外の優れたアー ティストによる実験的で多彩な表現を展示室の内外に展開させることで、 思考を促し、人やモノ、 場が対話を重ねながら、 その現代的な意味を探っていきたいと思います。

第1回目は、「誰が記憶を所有するのか?」という問いから「モニュメント」と「ドキュメント」という二つの表現のかたちを取り上げます。記憶の貯蔵庫であると同時に生産場所でもあるミュージアムはもとより、人間の営みの所産である美術作品もまた、記憶に深く関わってきた存在です。事柄を秩序立て、ひとつの流れとして叙述する「歴史」とは異なる方法で、美術は人々や社会の記憶を遺し、そのあり方を問いかけてきました。「モニュメント」は、公共空間に設置される永久的な記念のために制作・設置され、ある社会や集団の固有の記憶を留めるものです。一方言語をはじめ映像や写真といったメデイアによる「ドキュメント」は、行為、プロセスといった一時的な出来事の記録として、その過去を伝えています。両者の性質は異なるもののいずれも「遺すこと」と「想い起こすこと」をその本質とするものであり、歴史と美術、双方において重要な一角を成してきました。

本展では、 これらについて批評的な視点を与える白川昌生、 中ハシ克シゲ、 西野達の3名のアー ティストの作品を紹介します。 それぞれの作品を手掛かりに、 冒頭の問い―誰が記憶を遺し、 担うのか、 そして記憶とどう向き合い、 関わりを持っていくのか―ついて考える機会となれば幸いです。

Organizer
鳥取県立博物館
Sponsership and Cooperation
【特別協賛】 株式会社LIXIL, 株式会社創伸
【協 賛】日本通運、株式会社モリックスジャパン、株式会社吉備総合電設、三和商事株式会社
【協 力】NPO法人まちなかこもんず、 おうちだにグランドアパー ト保存会 とっとりの風、株式会社大西コルク工業所、株式会社 ザ ネイチャーズ、 株式会社ニッカリ、島根大学教育学部彫刻研究室、大山移住交流サテライトセンター、高橋茶店、鳥取市教育委員会、鳥取市歴史博物館、鳥取家守舎、四日市町商店街振興組合、米子建築塾、米子市美術館



Closing Days
なし
Opening Hours
午前9時 ~ 午後5時
(入館は午後4時30分まで)
Admission (tax included)
一般600円 / 20名様以上の団体400円
※大学生以下の方、70才以上の方、学校教育活動での引率者、障がい者、要介護者等およびその介護者、以上の方々は無料です。
Exhibition Website
http://site5.tori-info.co.jp/p/museum/exhibition/planning/42/

Events

《オープニングトーク》ミュージアムとの創造的対話
■日時:2月25日(土)午後2時~3時30分
■場所:鳥取県立博物館 講堂
■対象:高校生~一般
■定員:250名
■参加費:無料
■申込み:不要

《トークセッション》西野達はいかにしてキュレーターを白髪にするか?
シリーズ展「ミュージアムとの創造的対話01」出品作家の西野達と企画担当学芸員との公開対談を行います。西野達が今回手がけた新作の舞台裏をはじめ、街に介入するプロジェクトのアイデアからプランの実現までのプロセスを検証します。
■日時:2017年3月4日(土) 16:00-17:30
■出演:西野達(本展出品作家)、赤井あずみ(美術振興課主任学芸員)
■会場:鳥取市街地(鳥取市瓦町207 1階角) ※空き家を会場としますので、地図を参照の上ご来場ください。
■対象:高校生~一般
■定員:20名(先着順)
■参加費:無料(飲食代別途)

《白川昌生ワークショップ》 形ハンターになろう
「ミュージアムとの創造的対話01」出品作家の白川昌生さんが作品を展示する鳥取市街地のサテライト会場にてワークショップを実施します。
鳥取の街中で見つけたかたちを取り出して、さまざまな素材を使ってその造形を再現します。
■日時:3月11日(土) 14:00-16:00
■会場:鳥取市街地エリア 瓦町会場(鳥取市瓦町507)
■対象:小学生~一般
■定員:15名(要予約)
■参加費:無料

《中ハシ克シゲワークショップ》「粘土や土は足元にある身近な素材です。”泥彫刻”をやってみましょう。」
粘土を伸ばしたり、ちぎったりしながら、即興的に「粘土を活ける」新しい彫刻を作ります。
■日時:2017年3月12日(日)14:00-16:00
■会場:鳥取県立博物館2階 第2特別展示室
■対象:高校生~一般
■定員:15名(要予約)
■要観覧料

《中ハシ克シゲレクチャー》「私たちの彫刻」
東洋文化の流れを汲む「彫刻」のありかたについて、自身の制作への取り組みを軸にお話しいただきます。
■日時:2017年3月18日(土)14:00-15:30
■会場:鳥取県立博物館2階 第2特別展示室
■対象:高校生~一般
■定員:20名(先着順)
■要観覧料

Access Information

鳥取県立博物館 トットリケンリツハクブツカン

Tottori Prefectural Museum

Address
〒680-0011
鳥取市東町2-124
Website
https://www.pref.tottori.lg.jp/museum/
Updated Date:2017.2.14
Created Date:2017.2.14