ID:53020

総合開館20周年記念〈総集編〉
夜明けまえ 知られざる

日本写真開拓史 Dawn of Japanese Photography:The Anthology

Venue

東京都写真美術館 3階展示室

TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

Period

平成29年3月7日(火)~5月7日(日)

Exhibition Outline

総合開館20周年記念〈総集編〉
夜明けまえ 知られざる
日本写真開拓史 ニホンシャシンカイタクシ

Dawn of Japanese Photography:The Anthology

東京都写真美術館では、日本全国の美術館、博物館、資料館等の公開機関を有する施設が管理する幕末~明治期の写真・資料を調査し、体系化する試みである「知られざる日本写真開拓史」シリーズを締めくくる「総集編」を開催します。

幕末の開国と時を同じくして、日本にもたらされた写真。芸術作品に用いられる、つまり、《夜明け》となる以前の写真は、どのようなものだったのか。それらに作品性は宿るのか。そして、江戸時代末期において西洋技術の象徴であった《写真》は、どのように時代末期において西洋技術の象徴であった《写真》は、どのように日本に受容され、発展し普及したのか…。江戸時代末期、《写真》は西洋技術の象徴でした。横浜や長崎などに居留地ができ、訪日する外国人写真師との関わりから、江戸の鵜飼玉川(うかいぎょくせん)や開港地の上野彦馬(うえのひこま)・下岡蓮杖(しもおかれんじょう)など、日本人の写真師が現れます。そして、西洋的近代化へ向かう時代の趨勢とともに、さらに次の世代へと伝承されます。本展では、平成18年(2006)年から隔年で4回にわたって開催していた各地方編の総まとめとして、現存する貴重なオリジナルの写真作品・資料を〈であい〉〈まなび〉〈ひろがり〉三部構成で展覧します。出品作品および資料は、国指定重要文化財の写真作品をはじめ、当館収蔵作品および協力機関である日本大学藝術学部の収蔵作品のほか、日本全国の公開機関を持つ施設へ収蔵調査によって選ばれた優品群です。イメージではなく《物》として存在するオリジナルとともに、台紙裏面のデザインを鑑賞できる立体的な展示や写真帖の全内容を投影展示するほか、写真に関わる版画、写真機材、書簡などを一堂に会して紹介します。
本展は、初期写真の文化を直戴に感じられる稀有な機会であるとともに、幕末から明治の写真史を再考証する新たな起点となる試みとして10年にわたる展覧会シリーズの集大成となる展覧会です。

Organizer
東京都 東京都写真美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
Sponsership and Cooperation
協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
協力:日本大学藝術学部、一般財団法人日本カメラ財団
Closing Days
毎週月曜日(ただし3/20[月・祝]は開館し、3/21[火]は休館。5/1[月]は開館)
Admission (tax included)
一般700(560)円、学生600(480)円、中高生・65歳以上500(400)円
※( )は20名以上の団体料金。
※小学生以下、および都内在住・在学の中学生、障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料。
※第3水曜日は65歳以上無料
Exhibit Replacement
※会期中、一部作品およびアルバムページの展示替を行います。
第一期 3月7日(火)~3月20日(月・祝)
第二期 3月22日(水)~4月9日(日)
第三期 4月11日(火)~4月23日(日)
第四期 4月25日(火)~5月7日(日)
Exhibition Website
http://www.topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2576.html

Events

写真開拓史講座 初期写真を巡る講演会
4月1日(土)「“写真”と“文献”資料から読み解く写真史」
谷昭佳(史料編纂所史料保存技術室[写真]技術専門職員)
4月8日(土)「初期写真を見ることについて」
三井圭司(東京都写真美術館学芸員)
4月15日(土)「初期写真をめぐる定着されたものたちの話」
鳥海早喜(日本大学藝術学部専任講師)
会場:東京都写真美術館 1階スタジオ
時間:各日とも15:00-17:00
定員:50名(自由席)
受講料:無料(知られざる日本写真開拓史展チケットをご持参の方に限ります)
※各回の当日10:00より1階総合受付にて受講整理券を配布します。
※知られざる日本写真開拓史展チケットをご呈示の上、整理券をお受け取り下さい。


古典技法ワークショップ
鶏卵紙プリントワークショップ
Aコース 4月22日(土) 13:00ー17:00
Bコース 4月23日(日) 13:00ー17:00
講師:エバレット・ブラウン(元epa通信社日本支局長/ブラウンズフィールド代表)
鶏卵紙の制作プロセスを体験するワークショップです。有料、事前申込制、先着順。詳しくはホームページ(http://www.topmuseum.jp)をご覧ください。


English Gallery talk
On Friday,April 14 from 6 pm and Thursday,April 13 from 4 pm,Japan Times writer Alice Gordenker will guide visitors through the exhibition. Tours are in English and last about an hour.
Free with museum admissions; no reservations required.


ギャラリートーク
会期中、第1・3・5金曜日14:00より担当学芸員による展示解説を行います。
5月3日(水・祝)、4日(木・祝)、6日(土)、7日(日)は14:00よりゴールデンウィーク特別ギャラリートークを行います。
展覧会チケットをお持ちの上、3階展示室入口にお集りください。
※事業はやむを得ない事情で変更することがございます。あらかじめご了承ください。

Access Information

東京都写真美術館 トウキヨウトシャシンビジュツカン

TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

Address
〒153-0062
目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
Website
https://topmuseum.jp/
General Inquiries
03-3280-0099
Updated Date:2017.2.7
Created Date:2017.2.7