ID:51943

Embracing Hokusai, Develops Western-style Landscapes

北斎の弟子 昇亭北寿 SHOTEI HOKUJU

洋風風景画の展開

Venue

城西国際大学水田美術館

MIZUTA MUSEUM OF ART, JOSAI INTERNATIONAL UNIVERSITY

Period

2016.11.5SAT→12.3SAT

Exhibition Outline

北斎の弟子 昇亭北寿 ホクサイノデシ ショウテイホクジュ 洋風風景画の展開

Embracing Hokusai, Develops Western-style Landscapes SHOTEI HOKUJU

昇亭北寿は、風景画が浮世絵の一つのジャンルとして確立する前の享和~文政期(1801~30)に、風景を専門的に描いたユニークな絵師です。師である北斎の洋風風景画を引き継ぎ、透視図法、陰影法を使用し、地平線が低く沸き立つ雲が印象的な作品を残しました。伝統的な江戸名所のほかに、いち早く房総の銚子と九十九里を描いた点も注目されます。
風景を主題にした浮世絵は、18世紀後半に、西洋の遠近法を導入し奥行を強調した「浮絵」の流行とともに描かれる機会が増えます。「浮絵上手」と評された北寿ですが、従来の作為的な風景から一歩踏み出し、光と大気の動きをとり入れたより自然な景観描写を目指しました。つゆ草や本藍による青の色調のほか、雲と霞を重ねるぼかしの表現も、ベロ藍が使用された天保期(1830~44)以降の風景画とは異なる北寿作品の魅力です。
このたびの展覧会は、紹介される機会の少ない北寿の錦絵作品を一堂に会し、初摺・後摺の違いや画風変遷を探る初めての試みです。おなじみの北斎・広重作品とはひと味違う、新たな風景版画との出会いをお楽しみください。

Closing Days
日曜日、月曜日、祝日(大学祭期間の11月6日、7日は開館)
Opening Hours
午前10時 ~ 午後4時
Admission (tax included)
一般300円、高校生以下無料

Events

◎講演会 *聴講無料/要予約
11月12日[土] 午後1時20分~2時50分
「浮世絵風景画史における昇亭北寿」
大久保純一氏(国立歴史民俗博物館教授)
図書館3階プレゼンテーションホールにて

◎ギャラリートーク(当館学芸員による展示解説)
11月19日[土]、26日[土] 午後1時30分~

Access Information

城西国際大学水田美術館 ジョウサイコクサイダイガクミズタビジュツカン

MIZUTA MUSEUM OF ART, JOSAI INTERNATIONAL UNIVERSITY

Address
〒283-8555
東金市求名1番地・図書館棟1階
Website
https://www.jiu.ac.jp/museum/
General Inquiries
0475-53-2562
Updated Date:2016.10.25
Created Date:2016.10.25