ID:50766
記憶の円環 Memories through Cycle
―榮榮&映里と袁廣鳴の映像表現
―Images by RongRong & inri and Yuan Goang-ming
Venue
水戸芸術館現代美術ギャラリー
ART TOWER MITO CONTEMPORARY ART CENTER
Period
2016年7月23日(土)~9月19日(月・祝)
Exhibition Outline
記憶の円環 キオクノエンカン ―榮榮&映里と袁廣鳴の映像表現
Memories through Cycle ―Images by RongRong & inri and Yuan Goang-ming
東アジアの進展に伴うかのように、今までにはなかった新しい写真・映像表現がこの地域に増えています。本展ではその中から、日常や伝統を新しいメディアで捉えなおし、自然や家族、人と人との交感を詩情豊かな写真と映像で表現する2組の作家を紹介します。
榮榮&映里(ロンロン・アンド・インリ:1968年中国生まれ、1973年日本生まれ/写真)は、中国の社会的現実とそこでの彼らの生活を写した作品や、人と美しい自然との関係性を、自身の身体を媒体として表現した作品で高い評価を得ています。地方特有の文化的性質を色濃く残す越後妻有を何度も訪れ、滞在しながら四季折々の里山の風景を撮影した《妻有物語》は、榮榮&映里が創作活動の主軸としている「生命の環」というテーマを象徴する作品となっています。
袁廣鳴(ユェン・グァンミン:1965年台湾生まれ/映像)は台湾におけるビデオアートの先駆者として、ケーブルカムなどの特殊機材や、自ら開発した機器を用いた撮影・展示により、常に映像表現の新たな可能性を追求してきました。彼自身、家、そして家族の日常を中心テーマに制作される作品は、視覚体験のみならず、身体的、心理的な感覚へも訴えかけます。近年は社会の成り立ち、そしてその構成メンバーとしての個に関心を寄せた作品を制作しています。
本展はギャラリーを二分し、榮榮&映里、袁廣鳴それぞれの個展として空間を構成します。「記憶の円環」というタイトルのもとに、二つの個展が並行しつつも共鳴する展覧会となるでしょう。
- Organizer
- 公益財団法人水戸市芸術振興財団
- Sponsership and Cooperation
- 協賛:株式会社資生堂
協力:アサヒビール株式会社
企画:井関悠 (水戸芸術館現代美術センター学芸員) - Closing Days
- 月曜日 ただし9月19日[月・祝]は開館
- Opening Hours
- 9時30分 ~ 18時
- 入場時間は17時30分まで
- Admission (tax included)
- 一般 800円、前売・団体(20名以上) 600円
- 中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※前売券販売期間:6月23日(木)~7月22日(金)
※一年間有効フリーパス →
「ハイティーンパスH.T.P.」 1,000円 / 対象 15歳以上 20歳未満
「おとなのパス」 2,500円 / 対象20歳以上 - Exhibition Website
- http://www11.arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=447
Events
■ アーティスト・トーク
日時:7月23日(土) 13:00― 袁廣鳴 / 14:30― 榮榮&映里
定員:40名 (各回先着順、15分前開場)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
■ 教育プログラム
夏休みのアート体験!「こども・こらぼ・らぼ 2016」
日時:8月20日(土)、21日(日) 各日10:00―16:30
*当日はギャラリーが混雑する恐れがございます。予めご了承ください。
ウィークエンド・ギャラリートーク
日時:8月6日(土)―9月18日(日)
期間中の毎週土・日 各日14:30― (約40分)
*ただし8月20日(土)、21日(日)は除く。
Access Information
水戸芸術館現代美術ギャラリー ミトゲイジュツカンゲンダイビジュツセンター
ART TOWER MITO CONTEMPORARY ART CENTER
- Address
-
〒310-0063
水戸市五軒町1-6-8 - Website
- https://www.arttowermito.or.jp/
Created Date:2016.6.28