ID:5050

菊人形今昔

団子坂に花開いた秋の風物詩

Venue

文京ふるさと歴史館

Period

October 12 (Sat), 2002 ~ November 24 (Sun), 2002

Exhibition Outline

菊人形今昔 キクニンギョウイマムカシ 団子坂に花開いた秋の風物詩

菊人形とは、手足・頭は人形、衣装は菊の花で造られた等身大の人形です。二本松(福島県)や枚方(大阪府)など全国20か所以上で菊人形展が開かれ、文京区内でも湯島天満宮・菊まつりで数体が飾られて、秋を彩る風物詩となっています。
菊人形の起源は、菊を使って動物や富士山等をかたどった「菊細工(造り菊)」です。巣鴨・染井・馬込あたりの植木屋が手がけた菊細工が、文政期頃(19世紀初め)から数度ブームとなり、その後、幕末から明治にかけて、その中心が団子坂(現・文京区千駄木)に移ります。
団子坂菊人形の全盛期は明治20~30年代で、坂の両脇に軒を連ねた小屋では、評判の歌舞伎狂言や戦争などのニュースがだし物となり、大仕掛を競い合ったり、生人形師による迫真の頭が呼び物となって、人びとが群集しました。その後は名古屋・岐阜の興行師を中心に、全国各地に菊人形が広まっていき、現在にいたっています。その製作技術も、菊師や菊人形師などの職人たちによって現代まで伝承されています。
菊人形今昔―本展では、関連資料約200点を展示し、団子坂から今に伝わる菊人形の誕生・反映・発展・魅力・歴史・伝統に迫ります。

Organizer
文京区教育委員会・文京ふるさと歴史館
Closing Days
月曜日(10/14・11/4は開館し翌日休館)、10/22
Admission (tax included)
一般 300(210)円
中学生以下・65歳以上 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※11/3は無料
Exhibition Website
http://www.city.bunkyo.lg.jp/rekishikan/
Exhibition Inquiries
文京ふるさと歴史館 Tel.03-3818-7221

Access Information

文京ふるさと歴史館 ブンキョウフルサトレキシカン

Address
〒113-0033
文京区本郷4-9-29
Updated Date:2010.12.13
Created Date:2002.10.15