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歴史部門特別展「モダニズムを生きる女性~阪神間の化粧文化~」

Venue

芦屋市立美術博物館

Ashiya City Museum of Art & History

Period

October 19 (Sat), 2002 ~ November 24 (Sun), 2002

Exhibition Outline

歴史部門特別展「モダニズムを生きる女性~阪神間の化粧文化~」 レキシブモントクベツテン「モダニズムヲイキルジョセイ ハンシンカンノケショウブンカ」

本館で開催された「阪神間モダニズム」(平成9年)は、茫洋としたイメージが先行する大正モダニズムについて、圧倒的な質量を有する文化が阪神間において形成され、全国に伝播していったことを証明する契機となりました。
しかし、この展覧会が総論であって、紹介すべき各論がいまだ阪神間に埋もれているのをいみじくも痛感することになったのです。同展で取りあげた『二楽荘』は平成11年の特別展に結実し記録的な展覧会となったほか、今やそれぞれが特別展へむけ
て準備段階にあります。
なかでも、明治36年に神戸花隈において設立された中山太陽堂(現、株式会社クラブコスメチックス)は化粧品雑貨を扱う一企業という枠を遙かに超越し、大正モダニズムを体現する文化の中心としてのイメージがあります。明治末年から戦前にかけて
の文化、特に女性の文化を考える上で、阪神間は欠くことのできない場所であり中山太陽堂はこの阪神間にあって華やかな活動を繰り広げた文化の結晶とも言える存在であったのです。 「利益の社会的還元」を標榜する中山太陽堂社長・中山太一の視野
は時代の先端を見つめ、リードしました。彼の、天才的な広報宣伝活動や出版事業に対する援助、中山文化研究所に見られる特異な活動など阪神間を中心とした知られざる側面を詳細に紹介します。華麗なパッケージデザインや、プラトン社の『女性』・
『苦楽』などの出版物、幻のプラトン文具をはじめ、華やかな宣伝広告の全貌を一堂に展示します。
また、展示に関係する連続4回の講座のほか、レトロな美粧室を再現展示し、実際にメイクを体験していただくなど、化粧品を通じた女性文化の世界を体感していただければ幸いです。

Organizer
芦屋市立美術博物館
Closing Days
月曜日(祝日の場合は翌日)
Admission (tax included)
一般 300(240)円
大高生 200(160)円
中学生以下無料
※( )は団体料金
Exhibition Website
http://www.ashiya-web.or.jp/museum/
Exhibition Inquiries
tel 0797-38-5432

Access Information

芦屋市立美術博物館 アシヤシリツビジュツハクブツカン

Ashiya City Museum of Art & History

Address
〒659-0052
芦屋市伊勢町12-25
Website
https://ashiya-museum.jp/
Updated Date:2010.9.29
Created Date:1999.3.31