ID:48424
第4回 都美セレクション グループ展
GROUP SHOW OF CONTEMPORARY ARTISTS 2015
戦争画STUDIES SENSOU-GA STUDIES
Venue
東京都美術館 ギャラリーB
TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM
Period
2015年12月9日(水)―12月20日(日)
Exhibition Outline
第4回 都美セレクション グループ展 戦争画STUDIES センソウガSTUDIES
GROUP SHOW OF CONTEMPORARY ARTISTS 2015 SENSOU-GA STUDIES
「戦争画」と呼ばれる絵があります。物語を語り伝えたり、戦いに挑む強い気持ちを奮い立たせたりする目的でつくられますが、描き手はそこに芸術のはたらきも求めて腕をふるうでしょう。
かつて大日本帝国で軍の要請のもとに描かれた「戦争画」は、惨たらしい戦争を推し進めることに力を貸したとして、芸術としては扱いにくいとされています。そんな「戦争画」について、一年をかけて作家の視点で研究者や人々と共に調べた成果を、この展覧会ではコンテンポラリーアートとして発表します。
- Organizer
- 東京都美術館 (公益財団法人東京都歴史文化財団)
SUNSHINE NETWORK Japan (「戦争画STUDIES展」実行委員会) - Sponsership and Cooperation
- 助成| 台東区芸術文化支援制度・公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団・公益財団法人野村財団・公益財団法人朝日新聞文化財団
この展覧会は、新しい表現に挑むグループの企画を東京都美術館が選定し開催するものです。 - Opening Hours
- 9:30 ~ 17:30
- 12月11日(金)は20時まで開室。 ※最終日12月20日(日)は13:30で閉室。
*入室は閉室の30分前まで。 - Admission (tax included)
- 無料
- Exhibition Website
- http://www.sunshinenetworkjapan.net
- Exhibition Inquiries
- SUNSHINE NETWORK Japan
Phone: (050) 5539-5378
E-mail: info@sunshinenetworkjapan.net
WEB: http://sunshinenetworkjapan.net
Events
飯山由貴「ある職業の人を探しにいく」
12月13日(日) 14:30~
東京都美術館 ギャラリーB 集合
無料 ※申し込みが必要です。
上野の街に、ある職業の人を探しにいきます。戦時下の兵士の行為について、思考してみるための時間です。暖かい格好でご参加ください。
レクチャー「女性と美術と戦争」
講師:吉良智子
12月14日(月) 18:00~20:00
谷中の家 (東京都台東区谷中3-17-11)
(メトロ千代田線「千駄木」駅、JR「日暮里」駅、JR「西日暮里」駅から徒歩7分。)
料金:無料
定員:20名 ※申し込みが必要です。
日本では、近代に入り女性の社会的な位置は模索が続き、女性画家たちもまた活躍しました。先の戦争では、女性はどのような立場にあって、何を描いたでしょうか。
座談会 「メディアのなかの戦争」
司会:笹川治子
12月18日(金) 18:00~20:00
上野公園周辺 (詳細はお申し込み頂いた方にご連絡いたします。)
無料 ※申し込みが必要です。
笹川治子は、本年東京藝術大学博士論文として「メディアのなかの戦争」を発表します。戦後、戦争の表象は、どのようなメディアで描かれ続けているのか。映画や漫画、アニメやゲームなど、ジャンルレスに捉え、そこにある意図や効果についてゲストを迎えて話し合います。
座談会
「ちいさな物語:もう一つの戦争画から見えるもの―清水登之・育夫像より」
ゲスト:杉村浩哉氏 (栃木県立美術館 特別研究員)、中野冨美子氏 (清水登之長女)
司会:辻耕
12月19日(土) 12:00―14:00 (会場 11:30)
東京都美術館 スタジオ
定員:50名
無料 ※申し込み不要 (当日先着順)
※満員の場合ご入場いただけない場合がございます。
栃木県下都賀郡に生まれ、滞米、渡欧、帰朝という時間の中で自らの世界を確立してきた清水登之。従軍画家としても活躍した彼は、つねに故郷と家族とに向かい続けた人物でもありました。清水登之の画業と生き様を探ることは、日本の近代や美術画壇の流れをとらえる“ある視座”を獲得することにはなるのではないでしょうか。そしてそれは、登之のように周縁に身を置くことで見えてくる風景なのかも知れません。今回の座談会では、画家としての清水登之を栃木県立美術館の杉村氏に、父親としての姿をご遺族で登之長女の中野冨美子氏にお話いただきます。1945年6月、息子・育夫氏戦死の報を受け画家は、疎開先の生家でその肖像を描き続けました。東京国立近代美術館に収蔵されている作戦記録画のように、公に語られていく大きな物語としての戦争画に対し、育夫像のような個人的な絵画から何が見えてくるのかを探る機会にしたいと思います。
木下直之「戦争スペクタクル上野ツアー」
12月19日(土) 15:00~17:00
東京都美術館 ギャラリーB 集合
定員20名 無料 ※申し込みが必要です。
上野は東京大空襲の被害にあい、終戦後の一時期は不忍池は食料不足から水田になりました。これらの悲しい記憶として語られる戦争の一方では、狂気の時代としての上野もあります。戊辰戦争の戦場として、明治期に入ると博覧会をはじめとする政府主導のイベント会場として、パノラマ館や凱旋イベント、戦勝祝賀会の会場として。このツアーでは、スペクタクルとしての上野の戦争の残像を巡ります。
申込みの必要なSTUDYは、
下記のWEBページより入力フォームを使用してお申し込みください。
(お申し込み締め切り:それぞれの開催日時前日23:00までとなります。)
http://goo.gl/forms/1S4DNb93TE
Access Information
東京都美術館 トウキョウトビジュツカン
TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM
- Address
-
〒110-0007
台東区上野公園8-36 - Website
- https://www.tobikan.jp
Created Date:2015.12.1