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天皇皇后両陛下傘寿記念
第66回 正倉院展 The 66th Annual Exhibition of Shōsō-in Treasures
Venue
奈良国立博物館
NARA NATIONAL MUSEUM
Period
平成26年 10.24[金]―11.12[水]
Exhibition Outline
天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回 正倉院展 ダイ66カイ ショウソウインテン
The 66th Annual Exhibition of Shōsō-in Treasures
奈良の秋に彩りを添える正倉院展は、今年で66回を数えます。
今年は天皇皇后両陛下の傘寿 (さんじゅ) を記念し、天平文化の精華を今に伝える59件の宝物が出陳されます(初出陳は6件)。
聖武天皇・光明皇后のゆかりの宝物では、お側 (そば) を飾った鳥毛立女屏風 (とりげりつじょのびょうぶ) 6扇 (せん) のうち第2・4・5・6扇の4扇が、15年ぶりに出陳されます。「天平美人」の艶 (あで) やかな共演はこの秋の話題の一つとなることでしょう。また、聖武天皇がお使いになったひじつきである紫檀木画挾軾 (したんもくがのきょうしょく) や寝台である御床 (ごしょう)、大仏開眼会 (かいげんえ) で履かれた衲御礼履 (のうのごらいり) などからは、聖武天皇の存在が時代を超えて確かに伝わってくるようです。
また、異国情緒溢 (あふ) れる白瑠璃瓶 (はくるりのへい) や白石鎮子 (はくせきのちんす)、壮麗な鏡や豪華に装飾された楽器、仏・菩薩 (ぼさつ) の供養に用いられた献物箱 (けんもつばこ) やガラス玉を連 (つら) ねた飾りなど、華やかな天平文化を今日に伝える宝物にふれ、しばし古 (いにしえ) の奈良の都を想い起こしていただければ幸いです。
ところで、『国家珍宝帳 (こっかちんぽうちょう)』には多数の武器・武具が記されております。それらの大半は天平宝字8年(764)の藤原仲麻呂 (ふじわらのなかまろ) の乱に際して出蔵され、ほとんどが宝庫には戻りませんでした。これらの武器・武具を彷彿 (ほうふつ) とさせる、中倉伝来の品々がまとまって出陳されるのも今年の特色です。豪壮な黄金荘大刀 (おうごんそうのたち) や漆葛胡禄 (うるしかずらのころく) とこれに附属する箭 (や) など、今年は天平の「武」の部分にもご注目下さい。
- Organizer
- 奈良国立博物館
- Sponsership and Cooperation
- 協賛:岩谷産業、NTT西日本、キヤノン、京都美術工芸大学、近畿日本鉄道、JR東海、JR西日本、ダイキン工業、大和ハウス工業、白鶴酒造、丸一鋼管
特別協力:読売新聞社 / 協力:NHK奈良放送局、奈良テレビ放送、日本香堂、仏教美術協会、ミネルヴァ書房、読売テレビ - Closing Days
- 会期中無休
- Opening Hours
- 午前9時 ~ 午後6時
- (金、土、日曜、祝日は午後7時まで) ※入館は閉館の30分前まで
- Admission (tax included)
- 一般 (当日(個人)) 1,100円 (前売・団体) 1,000円 (オータムレイト) 800円
高校・大学生 (当日(個人)) 700円 (前売・団体) 600円 (オータムレイト) 500円
小・中学生 (当日(個人)) 400円 (前売・団体) 300円 (オータムレイト) 200円 - 11月12日(水)は天皇皇后両陛下の傘寿を記念して入館無料です。
※団体は20名以上です。
※オータムレイトチケットは、閉館の1時間30分前より入場できる当日券です (当館当日券売場のみで、閉館の2時間30分前から販売します)。購入者には、記念品を進呈します。
※障害者手帳をお持ちの方 (介護者1名を含む) は無料です。
※観覧券は下記の窓口にて販売します。(前売券の販売は9月9日(火)より10月23日(木)まで、当日券の販売は10月24日(金)より11月11日(火)までです。)
当館観覧券売場、近鉄各駅営業所、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、JTB、日本旅行、チケットぴあ・サークルK[Pコード:766-394]、ローソンチケット[Lコード:54914]、セブンイレブン[セブンコード:033-231]、CNプレイガイド、イープラス(http://eplus.jp)
※正倉院展の会期中、なら仏像館および青銅器館は休館しています。 - Exhibition Website
- http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2014toku/shosoin/2014shosoin_index.html
Events
公開講座
10月25日(土) 「鳥毛立女屏風と唐時代絵画」
板倉聖哲氏 (東京大学東洋文化研究所教授)
11月3日(月・祝) 「正倉院宝物の科学的調査」
中村力也氏 (宮内庁正倉院事務所保存課保存科学室員)
11月8日(土) 「正倉院の武器・武具」
岩戸晶子 (奈良国立博物館学芸部研究員)
各回とも午後1時30分~3時 (開場は午後1時)。当館講堂にて。定員194名(先着順。午後1時より講堂入口で入場券を配布します)。聴講無料。
※入場の際には、第66回正倉院展の観覧券もしくはその半券をご提示ください)
正倉院学術シンポジウム 2014
「正倉院宝物に日本文化の源流をみる」
11月2日(日) 午後1時~5時30分
奈良県新公会堂レセプションホールにて。定員250名。
事前申し込み制。申し込み方法は当館ホームページ等でご確認ください。
Access Information
奈良国立博物館 ナラコクリツハクブツカン
NARA NATIONAL MUSEUM
- Address
-
〒630-8213
奈良市登大路町50 - Website
- https://www.narahaku.go.jp/
Created Date:2014.10.14