ID:43713

愛ノ旅 Love Journey

荒木経惟 往生写集

Nobuyoshi Araki
Ōjō Shashū:Photography for the Afterlife

Venue

新潟市美術館

Niigata City Art Museum

Period

2014年8月9日(土)→10月5日(日)

Exhibition Outline

愛ノ旅 アイノタビ 荒木経惟 往生写集

Love Journey Nobuyoshi Araki
Ōjō Shashū:Photography for the Afterlife

「アラーキー」の名で知られる写真家・荒木経惟(あらき・のぶよし 1940-)。自らの新婚旅行を撮影した初期の代表作『センチメンタルな旅』(1971)を「私の愛であり、写真家決心」だと宣言して以来、被写体への慈しみに満ちた写真を撮り続けています。妻・陽子、愛猫・チロ、街と人々、女優、花、空…それらは、荒木のカメラを通して、赤裸々な姿や内に秘めた物語をさらけ出し、生の輝きと、時には表裏一体の死の気配をも、私たちに投げかけてきます。
荒木と新潟には、浅からぬ縁があります。1987-88年に頻繁に新潟を訪れ、中心街・古町などを撮影。女優・大竹一重との「旅の情景」をまとめた写真集『冬恋』(1998年、ぶんか社刊)でも新潟を舞台に選びました。2012年には、「写真に対する強い信念と挑戦者魂にあふれた」生き様によって、第6回安吾賞を受賞しています。
本展のタイトル「往生写集」は、荒木の現在の心境を捉えたものです。2000年以降、前立腺癌発症と摘出手術、妻亡き後唯一の家族であった愛猫・チロの死、東京都内で遭遇した東日本大震災の経験などを経て、荒木は、自らの「死=往生」を意識しはじめたといいます。しかし、その写真は「死」の闇や恐怖に支配されてはいません。話題の人物・現場を取材した『アラーキーのニッポン、のいま』(新潟日報ほかで連載中)をはじめ、本展に出品される新作には、時代の空気を呼吸しながら、日常の営みや身近な幸福をいとおしみ、肯定する荒木の姿勢の現在が示されています。
妻や愛猫との日々に始まり、虚実取りまぜた新潟への旅、そしてひろやかな人間愛に満ちた最新作に到るまで、荒木の尽きることない「愛ノ旅」をぜひご体験ください。

Organizer
荒木経惟展実行委員会(新潟市美術館 新潟日報社 NST)
Sponsership and Cooperation
後援:朝日新聞新潟総局、毎日新聞新潟支局、読売新聞新潟支局、産経新聞新潟支局、BSN新潟放送、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、NCV新潟センター、エフエムラジオ新潟、FM PORT 79.0、FM KENTO、ラジオチャット・エフエム新津、エフエム角田山ぽかぽかラジオ
協力:一色事務所
Closing Days
8月18日(月)・25日(月)、9月1日(月)・8日(月)・16日(火)・24日(水)・29日(月)
Opening Hours
午前9時30分 ~ 午後6時
※ただし、観覧券の販売は午後5時30分まで
Admission (tax included)
一般1000円(800円) 大学生・高校生800円(600円)
※中学生以下無料。 ※( )は前売および20名以上の団体料金。ただし、前売は一般のみ。 ※会期中は、本展の観覧券で「コレクション展」もご観覧いただけます。 ※障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方は無料(受付でご提示下さい。)
リピータ割引 | 本展観覧券のご提示により2回目のご来場以降団体料金でご覧いただけます。

前売券販売所(販売期間 ~8月8日(金))
新潟市美術館、新潟市新津美術館、新潟県立近代美術館、新潟県立万代島美術館、セブン-イレブン(セブンコード031-648)、新潟伊勢丹、トップトラベル新潟(DeKKY401内)、文信堂CoCoLo万代(新潟駅ビル内)、hickory03travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)、シネ・ウインド、ビルボードプレイスサービスデスク、インフォメーションセンターえん(メディアシップ1F)
※NIC新潟日報販売店でもお取り寄せできます。
Exhibition Website
http://www.ncam.jp/exhibition/1996/

Events

①アラーキーの奇想対談
9月7日(日) 午後2時~午後3時30分
講師:荒木経惟氏 (写真家)
辻惟雄氏 (美術史家、MIHO MUSEUM館長)
メディアシップ2階 日報ホールにて(新潟市中央区万代3-1-1)
参加無料、定員280名 ※未就学児の入場はご遠慮ください。
要事前申込み 締め切り:8月20日(水)

②学芸員による解説会
8月17日(日)、9月14日(日) いずれも午後2時~(30分程度)
当館2F講堂にて、参加無料、定員100名、事前申込不要

③美術講座
荒木展開催の機会に、当館学芸員が写真表現についてお話しします。
8月30日(土) 「心霊写真の歴史」 担当学芸員:藤井素彦
9月20日(土) 「1970年代日本の写真」 担当学芸員:松沢寿重
各日、午後1時30分~(90分程度)
当館2F講堂にて、参加無料、定員100名、事前申込不要

④ワークショップ
「光の採集~ピンホール写真を体験しよう~」
散策しながら光を採集するように、ピンホール写真を体験しませんか? 空き箱カメラ作りから、撮影、現像、作品鑑賞会まで。カメラと写真の原点を楽しむ2日間のプログラムです。
8月23日(土)・24日(日) 午前10時~午後4時
講師:高橋悠氏+高橋香苗氏 (デザイナー・美術家)
対象:小学校3年生以上~おとな ※2日間参加できる方
参加費:ひとり1000円 定員:20名
要事前申込み 締め切り:8月11日(月)

【①・④の申込方法】
●往復はがきに「参加者全員の氏名、住所、電話番号、人数、学年(高校生までの方)、【対談希望】か【ピンホールカメラ希望】」をご記入のうえ、当館までお送りください。
●一通につき、①2名様まで、④4名様までご応募いただけます。
●応募多数の場合は抽選となります。
●それぞれ申込み締め切り日から3日以内に、ご参加の可否を返送します。

連動企画
映画上映会
『アラキメンタリ』 (トラヴィス・クローゼ監督、2005年、75分)
荒木経惟出演
『愛の新世界』 (高橋伴明監督、鈴木砂羽主演、1994年、115分)
荒木経惟原作、出演(写真家役)
9月6日(土)~9月12日(金)
荒木経惟関連映画を、7日間にわたりシネ・ウインドにて上映します。詳しい上映スケジュールについては、ホームページ等でご確認ください。(有料上映)
新潟・市民映画館シネ・ウインド
〒950-0909 新潟市中央区八千代2-1-1
万代シテイ第2駐車場ビル1F
TEL 025-243-5530 http://cinewind.com/

Access Information

新潟市美術館 ニイガタシビジュツカン

Niigata City Art Museum

Address
〒951-8556
新潟市中央区西大畑町5191-9
Website
http://www.ncam.jp/
Updated Date:2014.7.22
Created Date:2014.7.22