陶の空間・草木の空間 川崎毅と関島寿子展

陶の空間・草木の空間 川崎毅と関島寿子展 トウノクウカン・クサキノクウカン カワサキツヨシトセキジマヒサコテン

本展は、「やきもの」と「かご」という異なる分野の二人の作家の作品を「空間」をキーワードにご紹介する展覧会です。
川崎毅(かわさき・つよし/1942～)がつくる陶の「街」は、家のかたちの組み合わせ方次第で、どこかの街並みや浮遊都市、崖の上の家など様々な風景を表します。平面と直線で構成した家形の表情と土の量感が、作品に静かな存在感を与えます。また、ポールや窓、階段や路地は風景に物語性をもたらし、人や動物の気配を感じさせたり、心象風景を思い起こさせたりと、鑑賞を作品空間へと誘います。
関島寿子(せきじま・ひさこ/1944～)の「かご」作品は、実用的な「かご」とは異なり、螺旋を描く縄、蔓や樹皮の絡まりなど、「かご」の構造そのものの美しさを追求した造形です。作品は植物の線がつくる空間で構成されており、その連なりは、編み目や植物の重なり、質感といった細部にまで視線を誘導し、編むという行為と植物素材の多様な魅力を伝えます。
「家のかたちを組み合わせる」、「植物を編む」というそれぞれのテーマが、時間の経過とともに展開していく様をご覧ください。

Organizer

公益財団法人菊池美術財団・日本経済新聞社

Closing Days

毎週月曜日(ただし7/21、9/15は開館)、月曜祝日の翌火曜日(7/22、9/16)

Opening Hours

午前11時 ～ 午後6時

入館は午後5時30分まで

Admission (tax included)

一般 1,000円/大学生 800円/小中高生 500円

→ お申込み・お問合せ 電話 03-5733-5131

アーティスト・トーク 当館B1階展示室にて
作家によるギャラリートークを開催いたします。
―川崎毅氏 7月26日(土)
―関島寿子氏 8月30日(土)
いずれも午後3時より(観覧料のみ、聴講無料)

サマー・セミナー「編む」を考える 当館B1階階展示室にて
8月2日(土) 午前11時～午後4時30分
講師:関島寿子氏
定員:10名様(事前お申込み制)
参加費:5,000円+観覧料(昼食は含みません)
持ち物:自分で編めると思う材料、編んでみたい材料
(植物、紐、梱包用テープ、紙などご自由にお持ちください)
※詳細につきましては、お申込み後、お手紙でお知らせいたします。

夏休み こども鑑賞ツアー「やきもの」の街を探検しよう!
8月9日(土) 午後2時～3時
川崎毅先生の解説を通して、展覧会を楽しくご鑑賞いただきます。
対象:小学生以上 ※小学3年生以下の場合、保護者同伴(要観覧料)
(観覧料のみ、聴講無料)

ナイト・ミュージアム
朗読劇 チェーホフ作 沼野充義訳「かわいい」
8月23日(土) 午後6時30分(午後6時20分開場)
閉館後の展示室で、舞台俳優4人による朗読劇を開催いたします。
名作「かわいい女」を、沼野充義の新訳でお楽しみ頂きます。
出演:軽井沢演劇部 <矢代朝子・山本芳樹(Studio Life)・岩﨑大(Studio Life)・坂本岳大>
定員:60名様(事前お申込み制)
参加費:4,000円(観覧料含む。当日観覧券をお持ちの場合は3,000円)
※詳細につきましては、お申込み後、お手紙でお知らせいたします。

学芸員によるギャラリートーク
7月19日/9月6日、20日
いずれも土曜日午後2時より(観覧料のみ、聴講無料)

西洋館見学会(事前お申込み制・定員20名様)
7月26日(土)、9月13日(土) いずれも午前11時より
当館敷地内にある西洋館(登録有形文化財)は、大正時代に建てられた後、修復を重ねながらも建具等の室内装飾が丁寧に保全され、今日まで使用されている希有な建物です。通常、非公開の内部を上記の日程で限定公開いたします。
※西洋館のご案内(建築家 篠田義男氏による)、美術館観覧料(学芸員の解説付き)、レストラン ヴォワ・ラクテでのランチを含め、お一人様8,000円です。

智美術サロン(事前お申込み制)
7月27日(日) 午後3時「知る② 世界の博物館の中国陶磁―故宮コレクションに憧れて」
講師:三笠景子氏 (東京国立博物館研究員)
定員:40名様、お一人様3,000円

菊池寛実記念 智美術館 キクチカンジツキネン トモビジュツカン

Musee Tomo

Address

〒105-0001
港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル

Website

https://www.musee-tomo.or.jp/