ID:40708
特別展
フランス印象派の陶磁器 French ceramics at the time of Impressionism 1866-1886 Maturity of Japonisme
ジャポニスムの成熟 1866‐1886
日本の美に魅せられた巴里
Venue
山口県立萩美術館・浦上記念館
hagi uragami museum
Period
2013年10月8日[火]→11月24[日]
Exhibition Outline
特別展 フランス印象派の陶磁器 フランスインショウハノトウジキ ジャポニスムの成熟 1866‐1886
French ceramics at the time of Impressionism 1866-1886 Maturity of Japonisme
印象派の画家たちが、伝統や古典主義から離脱し、キャンバスの上で果敢に新たな絵画へ挑んだように、陶芸の世界においても伝統と決別した主題に取り組み、新しい技術やジャポニスムからの発想を生かすなど、近代性を取り入れた革新的な陶磁器が作られました。
1874年4月の第1回印象派展出品作家で銅版画家のフェリックス・ブラックモンも、黎明期のジャポニザンで、早くから日本版画の花鳥図などに着想を得て制作していました。やがて、華やかなリモージュ磁器で知られるアビランド社の経営者で、日本美術の収集でも知られたシャルル・アビランドと出会い、同社のパリに設立された工房の美術監督として迎え入れられると、ジャポニスムのモチーフなどを生かした伝統に捉われないデザインで才能を発揮しました。
歴代継承されてきましたアビランド社の由緒あるコレクションから、陶磁器作品約120点と関連する版画作品やドローイング約30点を出品する本展覧会は、印象派時代の陶磁器が日本で系統的に紹介される初めての機会です。
19世紀後半のフランスが憧れた東洋や日本の美術が色濃く反映されたテーブルウェアや陶芸作品を初めとして、印象派スタイルの絵付けをした陶磁器をご覧いただきます。これらは、浮世絵からモチーフを転用するだけでなく、フランスの収集家が所蔵した多くの日本の施釉陶器や焼締陶器なども制作の着想源となっており、フランスにおいてジャポニスムが豊かに成熟していたことを私たちに教えてくれます。
- Organizer
- 印象派陶磁器展萩実行委員会 (山口県立萩美術館・浦上記念館、読売新聞社、KRY 山口放送)
- Sponsership and Cooperation
- 後援●フランス大使館、山口県教育委員会、萩市、山口日仏協会
協力●AIRFRANCE
企画協力●アートインプレッション - Closing Days
- 月曜日 (ただし、10月14日・11月4日は開館)
- Opening Hours
- 9:00 ~ 17:00
- 入場は16:30まで
- Admission (tax included)
- 一般 1,000(800)円、70歳以上の方・学生 800(600)円
- ※展覧会を何度もご覧いただける、お得な[リピーターパス](一般1,500円、70歳以上の方・学生1,000円)を販売します (当館窓口のみ)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※18歳以下の方、及び高等学校、中等教育学校、特別支援学校の生徒は無料
※前売り券は、ローソンチケット(Lコード67817)、セブンチケット(セブンコード025-747)、および県内プレイガイドにて販売します - Exhibition Website
- http://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/exhibition/special/2013/10/007437.html
Events
■月夜のミュージアムナイト■ ※参加無料 (事前申込が必要)
《担当学芸員の解説を聞きながら鑑賞する、ナイトギャラリーツアー》
日時/10月11日(金)、12日(土)、13日(日) いずれも、18:30~20:00
申込/a.参加者全員の氏名・年齢、b.代表者の連絡先 (住所と電話番号)、c.希望日 (希望順) を明記の上、9月30日(月)までに、当館受付に持参、あるいはFAXまたはハガキにて「月夜のミュージアムナイト」係あて、ご送付ください。
定員/各日30名程度 (申込者多数の場合は抽選。発表は10月7日(月)頃、ハガキ (参加証) の発送をもっておこないます。)
■記念講演会(1)■ ※聴講無料
日時/10月12日(土) 14:00~15:30
講師/三浦弘子氏 (本展監修者、滋賀県立陶芸の森陶芸館主任学芸員)
演題/フランス印象派の陶磁器~日本の美がフランスの陶磁器を彩った!
■記念講演会(2)■ ※聴講無料
日時/10月26日(土) 14:00~15:30
講師/大久保純一氏 (国立歴史民俗博物館教授)
演題/ジャポニスムの一断面 ―ルソーの食器と日本版画―
■Salon de thé dans le Musée (サロン・ド・テ・ダン・ル・ミュゼ)■
《アビランド社<マダム ルソワ>の碗皿でフランス茶菓を愉しむ午後のひととき》
日時/①11月2日(土)、②11月23日(土・祝) いずれも14:00~15:30
場所/陶芸館 多目的室
講師/木原純子氏 (ティーアドバイザー、テ・ラ・ヴィ主宰)
申込/それぞれ期日(①10月22日(火)、②11月12日(火))までに、参加費(一人2,500円)を添え、当館受付にてお申し込みください (各回の定員は16名、受付先着順)。
■ギャラリーツア―■ ※参加無料 (観覧券が必要)
日時/毎週日曜日 (ただし、10月20日は除く) 11:00~12:00
Access Information
山口県立萩美術館・浦上記念館 ヤマグチケンリツハギビジュツカン・ウラガミキネンカン
hagi uragami museum
- Address
-
〒758-0074
萩市平安古町586-1 - Website
- https://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/
Created Date:2013.10.1