ID:38007
フィロソフィカル・ファッション2
ANREALAGE “A COLOR UN COLOR” ANREALAGE “A COLOR UN COLOR”
Venue
金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
Period
2013・7・12・FRI―11・24・SUN
Exhibition Outline
フィロソフィカル・ファッション2 ANREALAGE “A COLOR UN COLOR” ANREALAGE “A COLOR UN COLOR”
ANREALAGE “A COLOR UN COLOR”
色は移ろう。色あるものは、やがて散る。色なきものは、いずれ咲く。服の色も移ろうか。色を脱ぐ。色を着る。
目まぐるしく移り変わる流行、それを支えるファストファッションの隆盛が顕著ないま、衣服の意味を問い直し、一貫したコンセプトでファッションを提案するクリエイターを紹介するシリーズ「フィロソフィカル・ファッション」。第二弾では、身体や衣服への独自の考察から生まれるコンセプチュアルなデザインと、細部まで徹底的にこだわったものづくりで注目されるファッション・ブランド「ANREALAGE (アンリアレイジ)」を紹介します。日常 (A REAL)、非日常 (UNREAL)、時代 (AGE)をコンセプトとするANREALAGEのデザイナー、森永邦彦は、私たちが普段気に留めることのない「日常」を解析し、「非日常」を抽出、フォーカスする手法で衣服をつくり出します。5000個ものボタンを縫い付けたスーツや数百枚の布地をパッチワークで仕立てたジャケットで見せた驚異的な手仕事と膨大な時間。球体や三角錐、立方体、さらにはプロポーションを極端に変えたボディに合わせて衣服をつくるという、極めてコンセプチュアルな「かたち」へのアプローチ。レーザーカットによる繊細なカットワークや太陽光によって色が変化する素材など最先端技術を取り入れる実験精神。時代を捉えつつファッションの本質を問う森永のものづくりは、常に驚きをもって迎えられてきました。しかし、その探求と実験は、森永の「作品」として完結するものではなく、あくまでもANREALAGEの「商品」としてリアルクローズに還元されることで、消費者を巻き込み、時代に社会に浸透していくのです。今回、森永が掲げたテーマは “A COLOR UN COLOR”。ファッションのなかで移ろう「色」について、ファッション・デザイナーとしての問いのかたちを、透明なギャラリー空間につくり出します。(金沢21世紀美術館キュレーター・平林恵)
- Organizer
- 金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
- Sponsership and Cooperation
- 【協力】小杉染色株式会社、セリック株式会社
- Closing Days
- 月曜日(休日の場合その直後の平日。ただし、8月12日は開場)
- Exhibition Website
- http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=1627
Events
アーティストトーク
【出演】森永邦彦 (アンリアレイジ・デザイナー) 【日時】7月13日(土) 13:00-14:30 【会場】レクチャーホール 【料金】無料 【定員】70名
※事前申込制:6月21日午前10時よりウェブサイトにて申込受付、先着順 http://www.kanazawa21.jp
オープニングショー
【日時】7月13日(土)14:30-17:00 【会場】美術館交流ゾーンほか 【料金】無料
※申込不要。ご自由にご覧いただけます。
Access Information
金沢21世紀美術館 カナザワニジュウイッセイキビジュツカン
21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
- Address
-
〒920-8509
金沢市広坂1-2-1 - Website
- https://www.kanazawa21.jp/
Created Date:2013.5.1