ID:36820
智美術館開館10周年記念
三輪壽雪・休雪 破格の創造展
Venue
菊池寛実記念 智美術館
Musee Tomo
Period
2013年1月19日(土)―3月31日(日)
Exhibition Outline
智美術館開館10周年記念 三輪壽雪・休雪 破格の創造展 ミワジュセツ・キュウセツ ハカクノソウゾウテン
「萩焼」の重要無形文化財保持者、三輪壽雪氏(じゅせつ、十一代休雪、本名・節夫 1910年~)の代表作と、壽雪氏の長男、当代休雪氏(きゅうせつ、本名・龍作 1940年~)の代表作を、山口県立萩美術館・浦上記念館のコレクションを中心にご覧いただきます。
三輪家は長州藩の御用窯として江戸時代前期から続いてきた萩焼の名門陶家です。歴代休雪の名を継承し、萩焼の伝統技法を現代に伝えてきました。
壽雪氏は茶陶を制作の中心に据え、三輪家の伝統の上に独自の個性を表出させた造形を追求しています。ことに近年の荒々しい肌をもつ鬼萩手の茶碗は圧倒的な存在感をあらわし、豪快な割高台の造形とともに作者の境地を象徴しています。
一方、十二代休雪氏は、萩焼の手法による彫刻的な作品を制作し、自身の内的世界を表現してきました。「愛(エロス)」と「死(タナトス)」という本質的なテーマを自らのライフストーリーと重ね合わせて造形化した作品は、具象的で具体性に富み、見る者に分かりやすく強烈な印象を与え、ときにそこはかとなく漂うユーモアは明るさと爽快感をもたらします。
本展では壽雪氏の造形を7点に代表させ、十二代休雪氏については「ハイヒール」や「LOVE」などの初期の作品から近作の「龍人伝説」にいたるまでの38点を選びました。作陶への揺るぎない信念から生まれた父子二代の「破格の創造」をどうぞご鑑賞ください。
- Organizer
- 公益財団法人菊池美術財団、山口県立萩美術館・浦上記念館
- Closing Days
- 毎週月曜日(2013年2月11日は開館)、2月12日(火)
- Opening Hours
- 午前11時 ~ 午後6時
- 入館は午後5時30分まで
- Admission (tax included)
- 一般1,000円 / 大学生800円 / 小中高生500円
Events
◇講演会①「萩焼の伝統と壽雪・休雪の造形」
1月26日(土) 午後3時~ 当館B1階展示室前において
講師:林屋晴三(当館館長)
◇講演会②「破格の歴程―壽雪と休雪の陶芸」
2月23日(土) 午後3時~ 当館B1階展示室前において
講師:石崎泰之氏
(山口県立萩美術館・浦上記念館学芸課長)
◇休雪氏による講演会(対談)「男と女について」
3月16日(土) 午後3時~ 当館B1階展示室前において
講師:三輪休雪氏 聞き手=花里麻理(当館学芸員)
(各日とも観覧料でご聴講いただけます。)
◇ギャラリートーク
三輪休雪氏による 2月16日(土)
当館館長による 2月2日(土)
当館学芸員による 2月9日(土)、3月2日(土)、9日(土)
各日午後2時より 観覧料でご聴講いただけます。
◇西洋館見学会(予約制・定員20名様)
2月9日(土)/3月2日(土) 各日11時より
当館敷地内の西洋館(登録有形文化財)は、大正時代に建てられた後、修復を重ねながらも建具等の室内装飾が丁寧に保全され、今日まで使用されている希有な建物です。通常非公開の内部を、展覧会の期間中に特別公開いたします。
※西洋館のご案内(建築家 篠田義男氏による)、美術館観覧料(学芸員の解説付き)、レストラン ヴォワ・ラクテでのランチを含め、お一人様8,000円です。
◇ナイト・ミュージアム 閉館後の展示室を会場にしたユニークなコンサートです。今回は能管の調べをお楽しみください。
平成23年度に第66回文化庁芸術祭演劇の部で芸術祭大賞を受賞された藤田六郎兵衛氏に、昨年に引き続き今年もお願いすることができました。
2月23日(土) 能管一管による演奏会
演奏=藤田六郎兵衛氏(能楽笛方藤田流11代宗家) 当館B1階展示室内において 午後6時30分より(開場=午後6時15分)
参加費:お一人様3,000円(観覧料を含みます) *当日ご観覧券をご持参の方は2,000円となります。
定員:約50名様 お申し込みは当館まで(電話03-5733-5131) 受付は1月2日(水)より
Access Information
菊池寛実記念 智美術館 キクチカンジツキネン トモビジュツカン
Musee Tomo
- Address
-
〒105-0001
港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル - Website
- https://www.musee-tomo.or.jp/
Created Date:2012.12.19