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福岡現代美術クロニクル SITUATIONS AND EXCHANGES:FUKUOKA CONTEMPORARY ART CHRONICLE

1970-2000

福岡の現代美術、その30年の歴史を回顧する

Venue

福岡県立美術館 1階+3階展示室

FUKUOKA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

Period

2013.1/5(土)→2/11(月・祝)

Exhibition Outline

福岡現代美術クロニクル フクオカゲンダイビジュツクロニクル 1970-2000

SITUATIONS AND EXCHANGES:FUKUOKA CONTEMPORARY ART CHRONICLE

1950年代から60年代にかけての福岡では、前衛美術集団「九州派」が活動したことが知られています。しかし、70年代になって次世代の作家たちが新たな活動を模索し始めたことで、福岡の美術状況が40年後の現在につながる重要な段階に入っていったことは見落とされがちです。本展では、「九州派」以後の停滞した美術状況を打破すべく活動を開始した70年代に活動を始めた作家から、現代につながる新たな動向を代表する作家まで、85作家の作品約130点を展観します。
この30年間の福岡現代美術は、地方都市である福岡に、美術の「状況」を作るべく、福岡の作家同士、あるいは他都市(他国)の作家と福岡の作家が、「交流」しあってきた結果ということができます。それゆえ、福岡で活躍した作家の代表作を出品するだけでなく、彼らに大きな影響を与えたと思われる他地域の作家の作品も加え、さらに実験映画の上映など、多角的な構成や展示を試みます。
本展は福岡県立美術館、福岡市美術館が企画段階から連携し、2館同時開催を行う初の共同企画展です。福岡市内の比較的近い距離に位置し、異なる歴史やコレクションをもつ2つの公立美術館が、それぞれの長年にわたる研究成果を持ち寄り共同作業を行うことは、福岡のアートシーンにおいて画期的なことです。
福岡を拠点とし、福岡で発表した美術家たちの表現の変遷をたどり直すことで、福岡県内における現代美術の系譜を美術史的な文脈で再検証します。

Organizer
福岡県立美術館、福岡市美術館
Sponsership and Cooperation
□助成/公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団、公益財団法人福岡文化財団
□後援/西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、NHK福岡放送局、RKB毎日放送、九州朝日放送、TNCテレビ西日本、FBS福岡放送、TVQ九州放送、公益財団法人福岡市文化芸術振興財団
Closing Days
月曜(ただし1月14日[月・祝]、2月11日[月・祝]は開館し、1月15日[火]は休館)
Opening Hours
10:00 ~ 18:00
入館は17:30まで
Admission (tax included)
一般:1,200(1,000)円、大学・高校生:700(500)円、中学生以下:無料
※上記料金で、2館の展示をご覧になれます。
※( )内は20名以上の団体および満65歳以上の方の割引料金 満65歳以上の方はチケット購入時に年齢が分かる物【健康保険証、運転免許証等】を提示のこと
●下記該当者は観覧無料です。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の提示者とその介護者1名 特定疾患医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾患医療受診券の提示者 ※教員引率による児童・生徒および教員 ※会期中土曜日来館の高校生以下の方
Exhibition Website
http://fpmahs1.fpart-unet.ocn.ne.jp/cont_j/exhibition/exhibition_det.php?SCHE_ID=660

Events

※いずれも聴講、参加無料。(詳細は、別刷のチラシか、本展HPをご覧下さい)

記念シンポジウム「福岡の現代美術、1970年代以降を回顧する」
1月5日(土) 14:00~17:00 会場 : 福岡市美術館講堂
福岡の現代美術を見つめた識者たちが、過去30年間の福岡の美術状況について語ります。
出演 : 深野治(ジャーナリスト、元・フクニチ新聞記者)・山野真悟(黄金町バザール・ディレクター、元・IAF芸術研究室主宰)・岡部昌生(アーティスト、北海道在住)・後小路雅弘(九州大学大学院教授、元・福岡アジア美術館学芸課長)・川浪千鶴(高知県立美術館学芸課長、元・福岡県立美術館学芸課長)・小嶋一碩(千草ホテル代表取締役社長)・佐藤恵一(IAF Shop* 代表)

福岡アートバスツアー
1月19日(土)・27日(日)両日とも 13:30~15:30
福岡市内の新旧のギャラリー等を訪問し、福岡のアートを見つめてきた人々から話を聞きます。
*定員20名。要申し込み。詳細は本展HPをご覧ください。

パフォーマンス再現
2月2日(土) 16:30~ 会場 : 福岡県立美術館1階彫刻展示室
出品作家の高向一成が、1980年代に行っていたガラスを割るパフォーマンスを再演します。

80年代実験映画上映会
1980年代前半の福岡は、実験映像のメッカと言われました。フィルム・メーカーズ・フィールド(FMF)の「パーソナルフォーカス」、および九州芸術工科大学ゆかりの映像作家[松本俊夫・伊藤高志・森下明彦]の作品9本を、フィルムで上映します。
【会場 : 福岡県立美術館視聴覚室】(上映のみ いずれも14:00より)
2月2日(土)「パーソナルフォーカス」/2月3日(日)実験映画
【会場 : 福岡市美術館講堂】(上映+解説)
2月10日(日)10:00~「パーソナルフォーカス」/14:00~実験映画
<解説 : 宮田靖子(FMF主宰)、森下明彦(映像作家)>

映像ワークショップ「あなたもつくろう実験映像 !」
2月9日(土) 13:30~ 会場 : 福岡市美術館講堂
フィルムを使い、アナログだからできる面白い映像をつくります。
講師 : 宮田靖子 定員 : 50名(当日先着順)

Access Information

福岡県立美術館 フクオカケンリツビジュツカン

FUKUOKA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

Address
〒810-0001
福岡市中央区天神5-2-1 (須崎公園内)
Website
https://fukuoka-kenbi.jp/
Updated Date:2024.10.22
Created Date:2012.6.2