ID:34037

第66回企画展

66th Feature Exhibition

「鉄道絵葉書の世界」 Railway Postcards

小さな絵葉書に詰め込まれた
美しい世界に浸り、
懐かしい鉄道車輌や全国各地の名所旧跡、
観光地をめぐる旅に出てみてはいかが―

Venue

天理大学附属 天理参考館 3階 企画展示室1・2

Tenri University Sankokan Museum

Period

2012(平成24)年7月4日(水)~8月12日(日)

Exhibition Outline

第66回企画展 「鉄道絵葉書の世界」 「テツドウエハガキノセカイ」

66th Feature Exhibition Railway Postcards

現代ではインターネットが普及し、電子メールや各種コミュニケーションツールの発達により、早くて便利な情報のやりとりが可能となりましたが、手紙や葉書にはそれらには代えられない質感があります。そして美しい風景やモノを印刷した絵葉書には、今なお格別の趣があり、美的所有欲を満たすものも少なくありません。
近代日本の郵便制度は、鉄道と同様に明治初めにイギリスより導入され、それまでの飛脚に取って代わりました。その後、明治30年代に絵葉書の制作・使用が認められ、同35年の万国郵便連合加盟25年記念絵葉書や日露戦争の記念絵葉書発行を契機として、絵葉書を収集対象とするコレクターも増え、一大ブームが起こりました。
今回展示する資料は、主に鉄道会社等が制作したものや交通にまつわる図柄を扱った明治から昭和初期の絵葉書で、沿線各地の名所旧蹟や年中行事、路線開業の記念等様々な題材がモノクロや手彩色の写真・イラストで美しく印刷されています。アール・ヌーボー風のデザインや、エンボス加工等興味深い表現技法が駆使され、特に手彩色の絵葉書は、現在ではちょっと考えられないことですが、モノクロ写真に手作業で着色したもので、一枚一枚微妙に違いがあり、何ともいえない手作りの風合いを感じることができます。
小さな絵葉書に詰め込まれた美しい世界に浸り、懐かしい鉄道車輌や全国各地の名所旧跡、観光地をめぐる旅に出てみてはいかがでしょうか。

Sponsership and Cooperation
【後援】奈良県天理市/奈良県教育委員会/天理市教育委員会/近畿日本鉄道株式会社/共同通信社
Closing Days
火曜日(ただし7月31日は開館)
Opening Hours
午前9時30分 ~ 午後4時30分
入館は午後4時まで
Admission (tax included)
大人400円
団体300円(20名以上)
小・中学生200円
学校単位の団体は無料・事前申し込みが必要
Exhibition Website
http://www.sankokan.jp/exhibition/plan/66.html

Events

トーク・サンコーカン▶▶▶
7月21日[土] 午後1時30分 研修室
「絵葉書に見る鉄道・観光のイメージ」 乾 誠二(当館学芸員)

列品解説▶▶▶
7月26日[木] 午後1時30分 3階企画展示室

鉄道模型走行実演▶▶▶
場所 3階企画展示室
日時 7月14日[土] 27日[金] 30日[月] 8月1日[水] 3日[金] 11日[土]
午前10時、午後2時30分より
~企画展示室に設置したジオラマにHOゲージの鉄道模型を走らせます~

記念絵葉書
展覧会開催を記念して、戦前の鉄道を写した記念絵葉書を発売します

Access Information

天理大学附属 天理参考館 テンリダイガクフゾクテンリサンコウカン

Tenri University Sankokan Museum

Address
〒632-8540
天理市守目堂町250
Website
https://www.sankokan.jp/
Updated Date:2012.8.23
Created Date:2012.5.3