ID:3347

マリー・ローランサン展

Venue

笠間日動美術館

Kasama Nichido Museum of Art

Period

November 2 (Fri), 2001 ~ December 24 (Mon), 2001

Exhibition Outline

マリー・ローランサン展 マリー・ローランサンテン

20世紀初頭、パリでは次々と新しい芸術、文化が生まれ、艶やかな花を咲かせました。美術の世界では、フォーヴィスムやキュビスムが台頭し、エコール・ド・パリと呼ばれる作家達が華々しい活躍を遂げました。マリー・ローランサンは、こうした時代のパリに青春を過ごし、若い画家たちの“華”となりました。ブラックやピカソらとの交友、詩人アポリネールとの出逢いを通じでフォービスムやキュビスムの洗礼を受けますが、それらに染まりきることなく独自の境地を切り開き、20世紀における最も有名な女流画家となりました。ローランサンは、洗練されたフランス美術の優雅さ、印象派の色彩の輝きを伝え、しかも女性ならではの繊細な感性を追及した、淡く美しい色調と簡略化されたフォルムにより、文学的ともいえる独特の世界を築き上げました。彼女の絵に登場する女性たちは、時にはあどけなく、そして時には妖しく、また憂いに満ち、その「哀愁」と「官能」の香りには多くの人々の心が惹きつけられました。彼女の作品に流れる、まるで詩歌のような抒情性には、日本人の美意識に感じるものがあるのでしょうか、日本では特に愛好されています。このたび、マリー・ローランサン美術館の特別なご好意により、初期から晩年にいたる油彩、水彩、版画、挿絵本などの代表作85点による展覧会を開催することになりました。両大戦を生き抜き、波乱に富んだ生涯を送りながら、繊細で透明な美しい作品を描き続けたマリー・ローランサンの優雅な世界を充分にご堪能いただけることと思います。

Organizer
財団法人 日動美術財団
Closing Days
月曜日(12月24日は開館)
Admission (tax included)
一般1000円、大学・高校生700円、中学・小学生500円、65歳以上800円
Exhibition Website
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/

Access Information

笠間日動美術館 カサマニチドウビジュツカン

Kasama Nichido Museum of Art

Address
〒309-1611
笠間市笠間978-4
Website
http://www.nichido-museum.or.jp
Updated Date:2010.5.20
Created Date:1999.3.31