ID:31248

黄檗

京都宇治・萬福寺の名宝と禅の新風

Venue

九州国立博物館

KYUSHU NATIONAL MUSEUM

Period

March 15 (Tue), 2011 ~ May 22 (Sun), 2011

Exhibition Outline

黄檗 オウバク 京都宇治・萬福寺の名宝と禅の新風

・萬福寺の至宝中の至宝、初公開。
普段は拝観謝絶とされている萬福寺の彫像2軀が、このたび初めて安置場所を離れ、公開されることになりました。ひとつは開山堂の奥深くに祀られる隠元禅師の頂相(ちんそう)(肖像)彫刻です。隠元禅師72歳の姿をチーク材から彫り出したもので、像高160cmを超える大きな肖像彫刻です。もうひとつは、禅堂安置の白衣観音(びゃくえかんのん)像です。脱活乾漆造(だっかつかんしつづくり)という、日本では奈良時代以降ほとんど採用されなくなった造像技法で造られています。

・ちょっと変わった仏像展。
隠元禅師も絶賛した中国人渡来仏師・范道生作(はんどうせい)の仏像、中国から舶載された仏像、道教や中国の民間信仰にもとづく神像など、強烈なインパクトと異国風の魅力を放つ仏像がずらりと出陳されます。また、長崎・崇福寺の本尊釈迦如来坐像の像内から発見された、銀製の五臓(ごぞう)(釈迦の内臓模型)をはじめとする納入品も初公開します。

・魅せる書、踊る墨線。
萬福寺や黄檗寺院の境内を歩くと、諸堂の内外にはたくさんの扁額(へんがく)や聯(れん)(細長い木板に書かれたもので左右相対して掛けられるもの)が掲げられており、それぞれ黄檗禅の精神を伝えています。隠元禅師と高弟の木庵(もくあん)・即非(そくひ)両禅師のいわゆる「黄檗の三筆(さんぴつ)」をはじめ黄檗宗の高僧はみな書や詩作に長けており、大変珍重されました。重要文化財に指定されている萬福寺所蔵の扁額や聯、額字の原書のほか、法語や詩文など、黄檗高僧の墨蹟もずらりとならびます。

*会期中展示替えを行います
前期:3月15日(火)〜4月17日(日)
後期:4月19日(火)〜5月22日(日)

Organizer
九州国立博物館・福岡県 黄檗宗大本山萬福寺
西日本新聞社 TVQ九州放送
Closing Days
月曜日 *ただし3月21日(月・祝)は開館、翌22日(火)は休館。5月2日(月)は開館。
Admission (tax included)
一般1,300円(1,100円)、高大生1,000円(800円)、小中生600円(400円)
*( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
Exhibition Website
http://www.kyuhaku.jp
Exhibition Inquiries
050-5542-8600(ハローダイヤル)

Access Information

九州国立博物館 キュウシュウコクリツハクブツカン

KYUSHU NATIONAL MUSEUM

Address
〒818-0118
太宰府市石坂4-7-2
Website
https://www.kyuhaku.jp/
General Inquiries
【NTTハローダイヤル】 050-5542-8600
Updated Date:2010.10.19
Created Date:2008.1.8