ID:29908
雛の宴
―京都丸平の人形と有職造花の雅
Venue
佐野美術館
sano art museum
Period
February 26 (Sat), 2011 ~ April 10 (Sun), 2011
Exhibition Outline
雛の宴 ヒナノウタゲ ―京都丸平の人形と有職造花の雅
約250年にわたり京都で人形司を営む丸平大木人形店は、当代で七世を数える老舗です。公家のしきたりである有職を基本とし、装束はじめ調度品に至るまで品格あふれる雅な人形作りを続けてきました。
丸平の雛は、面庄こと面屋庄三、川瀬猪山といった創業以来屈指の名工による頭を使い、艶やかな衣裳を着せ付けて作られますが、つややかな胡粉の肌と、ほのかな色香ただよう美しい顔立ちとで他の追随を許さぬ品位にあふれ、宮家、華族、財閥などの名家に永く愛されてきました。
本展出品作は、有職造花師大木素十氏のコレクションです。有職造花とは、本来節句など御所の行事を飾る絹地の造花で、室町時代より続く伝統技術です。大木氏はこの技を現代に伝える第一人者で、所蔵の雛人形は十一世、十二世面庄や二世猪山などが遺した頭を用い、当代丸平によって仕上げられています。
官女や随身といったお付きの人形たちや、童形の雛十五人揃い、毅然として白馬にまたがる「馬上の大将」などもあわせて展示し、絢爛豪華な有職造花とともに、京都に息づく日本の伝統美の世界をご紹介します。
- Organizer
- 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会
- Closing Days
- 木曜日
- Admission (tax included)
- 一般・大学生1000円、小中高生500円
- Exhibition Website
- http://www.sanobi.or.jp/
- Exhibition Inquiries
- 総務部
Access Information
Created Date:1999.3.31