ID:28713
芹沢銈介コレクション インド・インドネシアの染織
Venue
東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館
TOHOKUFUKUSHI UNIVERSITY SERIZAWA KEISUKE ART AND CRAFT MUSEUM
Period
April 7 (Wed), 2010 ~ June 30 (Wed), 2010
Exhibition Outline
芹沢銈介コレクション インド・インドネシアの染織 セリザワケイスケコレクション インド・インドネシアのセンショク
今回の展覧会は芹沢銈介コレクションの中から、インドおよびインドネシアの染織品を取り上げます。インドは文明発祥の古い歴史を持ち、長いあいだ陸路と海路を通じて他国の影響を強く受けてきた国です。さまざまな自然環境や人種、宗教や制度など複雑に絡み合うなかで染織も早くに発達しました。インドの多種多様な染織技術はまた、遠い国々へも影響を与えており、世界の染織の源流をなすと言っても過言ではないでしょう。なかでも「更紗」は今も多くの人を魅了してやまない伝統染織の代表です。芹沢銈介は「古渡り」と呼ばれるものも含め、たくさんの更紗を集めました。その他に、伝統的な民族衣裳サリー、木綿、絹、毛による織物、刺繍、ミラーワーク、絞り、絣などほぼすべての技法を網羅するほどの収集ぶりです。
インドネシアは世界最大の群島国家で、数百という島々から成り立っています。これらの島々は、古くからヒンズーやイスラムなどの大陸文化が浸透しており、さらに16世紀以後の西欧の植民地時代を経たことで独特の文化がかたちづくられてきました。また、海を隔てた地理的条件から、島々の外来文化の浸透度には差異があり、染織品はそれらを反映するように異色ある様相を呈しています。インドネシアの代表的な絣(イカット)をはじめ、ジャワ島のろうけつ染(バティック)、バリ島の経緯絣(グリンシン)など独特の染織品を生んでいます。
この展覧会では、約120点の染織品で構成します。深い伝統に根ざしたインドの染織と外来の影響を受けつつも独自性をもつインドネシアの染織をお楽しみ下さい。
- Closing Days
- 会期中無休
- Admission (tax included)
- 一般300(200)円、大学・専門学校生200(100)円
※( )内は20名以上の団体料金 - Exhibition Website
- http://www.tfu.ac.jp/kogeikan/
- Exhibition Inquiries
- TEL 022-717-3318 FAX 022-717-3324
Access Information
東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館 トウホクフクシダイガクセリザワケイスケビジュツコウゲイカン
TOHOKUFUKUSHI UNIVERSITY SERIZAWA KEISUKE ART AND CRAFT MUSEUM
- Address
-
〒981-8522
仙台市青葉区国見1-8-1
Created Date:2009.7.8