ID:26955

日本建築は特異なのか

-東アジアの宮殿・寺院・住宅-

Venue

国立歴史民俗博物館

National Museum of Japanese History

Period

June 30 (Tue), 2009 ~ August 30 (Sun), 2009

Exhibition Outline

日本建築は特異なのか ニホンケンチクハトクイナノカ -東アジアの宮殿・寺院・住宅-

神社・寺院、御殿・住宅、城郭・民家・茶室などによる日本の建築文化は、縄文・弥生にはじまり、古代・中世・近世と日本列島内で受け継がれてきたもので、日本独自であり、日本固有のものであると考えられています。しかし果たして本当にそうなのでしょうか?東アジアに視野を広げてみると、中国や韓国の建築と日本建築はよく似た部分も多く、日本建築とは何が独自で何が固有のものなのか案外わからなくなってしまいます。このような観点にたって、あえて「特異」という言葉を使って日本の建築文化を考えようというのがこの企画展示の試みです。中国建築、韓国建築と比較して日本建築の何が独自なのかをまず考え、そこから東アジア建築の共通性、普遍性という問題を考えようとしています。

この場合の建築文化は、王権の象徴としての宮殿、宗教の拠点となる寺院などの宗教施設、そして人間の活動の場である住宅で代表させることができるものです。また、このような建築を実際に作り上げていく建築技術や生産体制までも含めて考えることにします。

建築は展示室に運ぶことができないので、建築模型や写真、関連資料などで示すことになります。建築を作り上げる大工道具も韓国と日本で比較して展示します。一般にはわかりにくいとされる建築の構造や組物(くみもの)については写真・図面だけではなくコンピュータ・グラフィックも用いて説明します。具体的な建築の比較を通して、建築を成り立たせていた人間文化のあり方全体を、東アジア世界と日本という観点から考える手がかりが提供できれば幸いです。

Organizer
国立歴史民俗博物館
Closing Days
7/6・13・21・27、8/3・17・24
Admission (tax included)
一般830(560)円 高校生・大学生450(250)円 小・中学生は入館無料です。
※( )内は20名以上の団体料金。
※毎週土曜日は、高校生の入館料が無料です。
※総合展示もあわせてご覧になれます。
Exhibition Website
http://www.rekihaku.ac.jp/
Exhibition Inquiries
03-5777-8600(ハローダイヤル)

Access Information

国立歴史民俗博物館 コクリツレキシミンゾクハクブツカン

National Museum of Japanese History

Address
〒285-8502
佐倉市城内町117
Website
https://www.rekihaku.ac.jp/
General Inquiries
ハローダイヤル ℡.03-5777-8600 (8時00分から22時00分まで)
Updated Date:2010.5.19
Created Date:2000.10.6