ID:26460

紙の身だしなみ

~紙小物の粋な装い~

Venue

紙の博物館

papermuseum

Period

March 20 (Fri), 2009 ~ May 31 (Sun), 2009

Exhibition Outline

紙の身だしなみ カミノミダシナミ ~紙小物の粋な装い~

今も昔も、女性を引きつける紙小物。デザインに工夫を凝らしたパッケージには、女性たちがつい手に取ってしまう愛らしい魅力にあふれています。
白粉などの粉の化粧品は、江戸時代には、紙の袋に包んで売られていましたが、大正時代になると、紙でできた容器に入れられるようになりました。気に入ったデザインの包みは、中の化粧品を使い終わった後も大切に取っておいた人もいるでしょう。
また、「紙」そのものが女性の身だしなみに欠かせないものもあります。化粧をするときに使われた「化粧紙」。外出先での化粧直しに登場する「あぶらとり紙」や「紙白粉」。ちょっとした汚れを拭く時などいろいろな場面で役に立つ「懐紙」。このような紙を持ち歩くのに、袋物と呼ばれる「紙入れ」や「はこせこ」が女性の胸元を飾りました。
そして、女性の日本髪を結い上げていた「元結」や「丈長」。これも紙でできていて、一回使ったら捨ててしまうものでした。レトロで愛らしいデザインにあふれた髪結の小物からは、改めて日本髪を結う女性たちの遊び心が垣間見えます。
本展示では、近代を中心に、化粧や髪結に用いられた美しい装いの紙たちを、当時の広告や錦絵などを交えてご紹介します。また、あぶらとり紙は製法にも触れて、紙素材の使いやすさと、紙ならでは加工の工夫を展示いたします。
普段、何かと使い捨てされがちな紙の小物たちですが、女性の身だしなみを支える「紙」に注目し、デザインと紙素材の魅力を再発見していただければ幸いです。

Closing Days
月曜日(ただし5月4日は開館)、3月24日(火)、4月30日(木)、5月7日(木)
Admission (tax included)
大人300円 小中高100円(20名以上の団体の場合、大人240円 小中高80円)
Exhibition Website
http://www.papermuseum.jp
Exhibition Inquiries
紙の博物館 03-3916-2320

Access Information

紙の博物館 カミノハクブツカン

papermuseum

Address
〒114-0002
北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
Updated Date:2010.11.8
Created Date:2003.2.20