ID:25703
アヴァンギャルド・チャイナ―<中国当代美術>二十年―
Venue
国立国際美術館
THE NATIONAL MUSEUM OF ART, OSAKA
Period
December 9 (Tue), 2008 ~ March 22 (Sun), 2009
Exhibition Outline
アヴァンギャルド・チャイナ―<中国当代美術>二十年― アヴァンギャルド・チャイナ
中国現代美術は、長きにわたった文化大革命が終了し、それまでの文化的鎖国状態から、海外の新しい美術の動向が少しずつもたらされるようになった1979年、北京のグループ星星画会の作家たちが、表現の自由を求め、声を上げたことに始まるとされています。
その後、中国現代美術は、1989年の天安門事件など政治的な状況の変化や、市場経済体制への移行による著しい経済発展を、きわめて直接的に反映しつつ展開してきました。
今回、本展を「アヴァンギャルド・チャイナ」と題したのは、欧米や日本ではすでに死語になった感のある「前衛(アヴァンギャルド)」が、中国においては実に積極的な意味を帯びてきたからです。文化大革命終了後、改革開放政策の流れの中で、中国の作家たちは、デュシャンやラウシェンバーグ、さらには当時最先端だったジェフ・クーンズまで、20世紀の近現代美術を一気呵成に受容しながら、極めて短期間の内に独自の表現を切り開いてきました。中国の現代美術が過激な実験性と批評性をまといつつ、他の国に類例のない特殊な展開を示してきたのは、こうした背景によるものです。
本展では、中国現代美術の独自性が芽生え始めた1980年代中ごろを出発点に、八五美術運動と総称される先鋭なグループの活動、資本主義を揶揄的に扱う「ポリティカル・ポップ」や民主化運動の敗北と挫折を味わった世代による「シニカル・リアリズム」を経て現在にいたる約20年の軌跡を、各時期を代表する作家たちの作品によりご紹介します。
- Organizer
- 国立国際美術館、国際交流基金
- Closing Days
- 月曜日(祝日の場合翌日)、年末年始(12/28~1/5)
- Admission (tax included)
- 当日/一般 1,000円、 大学生 500円
団体(20名以上)/一般 800円、 大学生 400円
※高校生以下並びに18歳未満、心身に障害のある方と付添者1名無料 - Exhibition Website
- http://www.nmao.go.jp/
- Exhibition Inquiries
- 06-6447-4680(代)
Access Information
国立国際美術館 コクリツコクサイビジュツカン
THE NATIONAL MUSEUM OF ART, OSAKA
- Address
-
〒530-0005
大阪市北区中之島4-2-55 - Website
- http://www.nmao.go.jp/
Created Date:1999.3.31