ID:20099

遠山霜月祭の世界

-神・人・ムラのよみがえり-

Venue

飯田市美術博物館

Iida city museum

Period

October 1 (Sun), 2006 ~ November 5 (Sun), 2006

Exhibition Outline

遠山霜月祭の世界 トオヤマシモツキサイノセカイ -神・人・ムラのよみがえり-

昨年の10月1日に、飯田市・上村・南信濃村が合併して新しい飯田市が誕生しました。
合併一周年を記念して開催するこのたびの展覧会では、「遠山の霜月祭」(重要無形民俗文化財)の内容を紹介するとともに、湯立神楽の系譜やこの祭に秘められた意義をさぐり、研究史や次世代の子供達との関わりを紹介します。
本展が、こうした貴重な民俗文化を将来にどう継承したらよいのか、山村のあり方についても考える機会となれば幸いです。

内容および主な展示資料
Ⅰ遠山の歴史と文化
・遠山の考古資料
・鶴岡八幡宮関係資料
※江儀遠山庄は鎌倉時代に信濃国唯一の神料地
・遠山氏系図ほか
・木沢八幡神社の鬼神面(鎌倉~南北朝時代)
・木沢青龍寺の鬼神面(南北朝~室町時代)
・鰐口
(遠山各地 8口 室町時代、うち1点は東京国立博物館蔵)

Ⅱ遠山霜月祭の世界
・霜月祭面
(中郷正八幡宮16面、南信濃須沢宇佐八幡神社29面)
※いずれも霜月祭以外では初の特別公開。
・霜月祭関係文書(「神名帳」「御神楽帳」ほか)
・霜月祭祭具(湯の上飾り・湯釜・湯木・幣束ほか)

Ⅲ 湯立神楽の広がり
・本居宣長『玉勝間』関係資料
(遠山霜月祭を最初に紹介したもの)
※重要文化財2点(松阪市 本居宣長記念館蔵)
・伊勢神楽関係資料
(伊勢神宮周辺で行われ、明治初期に廃絶した湯立神楽)
・鎌倉関係資料
(鶴岡八幡宮で行われ、現在三浦半島周辺に分布する湯立神楽)
・遠山周辺地域の湯立神楽関係資料(面・文書など)

Ⅳ霜月祭を支えた民俗文化・民間宗教者「禰宜」文化の紹介
・遠山氏の御霊信仰
・霜月祭と立願

Ⅴ遠山霜月祭の研究と紹介・子どもたちとの関わり
・研究文献
・子どもたちの研究と作品など

Ⅵ映像コーナー

Organizer
飯田市美術博物館
文化庁《重要文化財等公開促進事業》
Closing Days
月曜日
Admission (tax included)
大人500(400)円 高校生300(250)円
小中学生200(150)円
Exhibition Website
http://www.iida-museum.org
Exhibition Inquiries
0265-22-8118

Access Information

飯田市美術博物館 イイダシビジュツハクブツカン

Iida city museum

Address
〒395-0034
飯田市追手町2-655-7
Updated Date:2010.9.24
Created Date:1999.3.31