ID:10852

「梅瓶-高麗と日本のかけ橋-」

Venue

大阪市立東洋陶磁美術館

The Museum of Oriental Ceramics, Osaka

Period

August 2 (Wed), 2006 ~ January 28 (Sun), 2007

Exhibition Outline

「梅瓶-高麗と日本のかけ橋-」 メイピンコウライトニホンノカケハシ

やきものの酒の器は、時代や地域によって様々な形につくられます。「梅瓶」は中国や韓国、またわが国で、かつて酒の器としてつくられた瓶でした。その姿は口が小さく、銅はS字状のシルエットをえがきます。「梅瓶」という独特の呼び名は、こうした形が梅のやせほそった幹に似ていることにちなんだ、ともされています。
韓国では、高麗時代(918~1392年)を中心に梅瓶が数多く作られましたが、その姿や文様の美しさゆえに中国やわが国にも高級品としてもたらされました。最近、こうした高麗青磁の梅瓶がここ大阪とも深いつながりをもつことがわかってきました。
当館から天満(造幣局付近)にかけての地域は、かつて「渡辺津」と呼ばれ、平安時代から鎌倉時代にかけて瀬戸内最大級の港がおかれました。天満本願寺跡遺跡(大阪市北区天満1丁目)からは、13世紀頃の高麗青磁の梅瓶片が出土し、はるか昔の両国の交流を今に伝えるものとなっています。
本展では、天満本願寺跡遺跡出土の梅瓶片(財団法人大阪市文化財協会所蔵)をはじめとし、館蔵品を中心に約20点を展示し、中世の日韓両国の人々を魅了した高麗陶磁の梅瓶の魅力にせまります。

Organizer
大阪市立東洋陶磁美術館
Closing Days
月曜日(9/18、10/9、1/8を除く)、9/19、10/10、11/24、12/28~1/4、1/9
Admission (tax included)
一般500円(400円)/高校・大学生300円(250円)
※( )内は20人以上の団体料金
※身体障害者手帳・ツルのマーク付健康手帳・大阪市敬老優待乗車証などをお持ちの方、中学生以下は観覧料が無料になります。
Exhibition Website
http://www.moco.or.jp/
Exhibition Inquiries
大阪市立東洋陶磁美術館 Tel.06-6223-0055

Access Information

大阪市立東洋陶磁美術館 オオサカシリツトウヨウトウジビジュツカン

The Museum of Oriental Ceramics, Osaka

Address
〒530-0005
大阪市北区中之島1-1-26
Website
http://www.moco.or.jp/
General Inquiries
TEL.06-6223-0055
Updated Date:2011.1.13
Created Date:1999.3.31