ID:9869

常設展 第5期 蒟醤の美

会場

高松市美術館

TAKAMATSU CITY MUSEUM OF ART

会期

2006年1月21日(土) ~ 2006年3月26日(日)

展覧会概要

常設展 第5期 蒟醤の美 ジョウセツテン ダイ5キ キンマノビ

蒟醤(きんま)とは、漆塗りの面に剣(けん)で文様を彫り、その凹みに色漆を埋めて研ぎだす技法です。わが国では、江戸時代末に高松にあらわれた讃岐漆芸の祖、玉楮象谷(たまかじぞうこく)が南方渡来の籃胎漆器を模して作り始めましたが、その技法は数々の名工によって引き継がれています。なかでも讃岐漆芸中興の祖とも称される磯井如眞(いそいじょしん)は、凸版写真印刷からヒントを得た点彫り蒟醤を創案し、昭和31(1956)年重要無形文化財蒟醤保持者に認定されました。また、如眞の三男である磯井正美(いそいまさみ)は、均一の平面に斑文(はんもん)を生じさせる独自の蒟醤技法などにより、昭和60(1985)年重要無形文化財蒟醤保持者に認定されました。さらに、太田儔(おおたひとし)は、籃胎(らんたい)を素地とした布目彫り蒟醤(ぬのめぼりきんま)により、平成6(1994)年重要無形文化財蒟醤保持者に認定されました。
このたびの展示では、玉楮象谷、磯井如眞、磯井正美、太田儔ら9作家による作品27点を通して、讃岐漆芸を代表する技法のひとつである蒟醤の魅力を探ります。

主催者
高松市美術館
休催日
月曜日(但し、休日と重なる場合はその翌日)
観覧料
一般 200円(160円)/高・大生 150円(120円)/小・中生 無料
※( )内は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/
展覧会問合わせ先
高松市美術館 Tel. 087-823-1711

会場情報

高松市美術館 タカマツシビジュツカン

TAKAMATSU CITY MUSEUM OF ART

会場住所
〒760-0027
高松市紺屋町10-4
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
更新日:2010年6月7日
登録日:1999年3月31日