柳宗悦の民藝と巨匠たち展

柳宗悦の民藝と巨匠たち展 ヤナギソウエツノミンゲイトキョショウタチテン 福島民友新聞創刊110周年記念

柳宗悦(やなぎそうえつ 1889-1961)は日本独自の芸術運動ともいえる「民藝」の創始者、推進者として知られています。柳はそれまで顧みられなかった日本の日常的な工芸品や、身近な信仰の対象である仏像などに宿る健やかな美を見いだし、この美の領域を「民衆的工藝」すなわち「民藝」という言葉によって定義しました。
柳の考えの根底には、その物を生み出した社会への関心と、作り出した人々への深い共感から生まれた倫理観があります。こうした「精神」と「実践」という背景をもつ故に、柳は単なる美学者にとどまらず、近代日本を代表する思想家・実践家として現在まで評価されているのです。
この展覧会では、柳が収集した数々の名品約90点と、民藝運動に関わった作家たちの作品約60点、そして民藝に関する貴重な資料などを併せて紹介します。
富本憲吉、バーナード・リーチ、河井寛次郎、濱田庄司、芹沢けい介、棟方志功、黒田辰秋は、柳の理念や感性を共有し得る優れた思想家であり、また同時に造形を通して実践した人々でもありました。彼らの作品を併せて展示することで、「民藝」の軌跡と意味を改めて考えてみる機会となることでしょう。

主催者

福島県立美術館、読売新聞東京本社、福島民友新聞社、美術館連絡協議会、福島中央テレビ

休催日

9月20日(火)、26日(月)、10月3日(月)、11日(火)、17日(月)

観覧料

一般・大学生:1000(800)円
高校生:500(400)円
小・中学生:300(240)円
※( )内は20名以上の団体料金

展覧会ホームページ

http://www.art-museum.fks.ed.jp

展覧会問合わせ先

福島県立美術館Tel.024-531-5511

福島県立美術館 フクシマケンリツビジュツカン

Fukushima Prefectual Museum of Art

会場住所

〒960-8003
福島市森合字西養山1

ホームページ

https://art-museum.fcs.ed.jp