ID:8600
東京府美術館の時代 1926~1970 展
開館10周年記念
会場
東京都現代美術館
MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, TOKYO
会期
2005年9月23日(金) ~ 2005年12月4日(日)
展覧会概要
東京府美術館の時代 1926~1970 展 トウキョウフビジュツカンノジダイ1926~1970 テン 開館10周年記念
1926(大正15)年5月1日、上野公園に「東京府美術館」(1943年「東京都美術館」と改称)が開館しました。これは、北九州市若松(現:八幡西区)出身の実業家佐藤慶太郎が投じた100万円の寄付によって実現したものでした。当時早稲田大学教授であった建築家岡田信一郎の設計になる「東京府美術館」は、恒常的な美術展覧会場としての機能を持つ日本で初めての美術館として建設され、1975年に新館(現・東京都美術館)が開館するまでのおよそ50年間にわたり、日展(文展、帝展)、二科展、日本美術院展をはじめとする公募団体の展覧会場として親しまれてきました。そして1977年、役割を終えた「東京府美術館」の解体工事は終了します。
今回の展覧会は、この東京府美術館から引き継いだ資料や戦前からのコレクションを紹介するとともに、開館記念展となる1926年の「第一回聖徳太子奉讃美術展覧会」、1940年の「紀元二千六百年奉祝美術展覧会」、そして戦後の「日本アンデパンダン展(読売アンデパンダン)」(1949-63年)、1970年の「第10回東京ビエンナーレ 人間と物質」展という4つの展覧会を、当時の資料とともにおよそ200点の日本画、油彩画、彫刻、工芸、写真などの作品で回顧します。
半世紀にわたって日本美術の動向とともにあった「美術館」の建設をめぐる経緯とそこで開催された展覧会を振り返り、「東京府美術館」という場所が果たした役割とその意味を問うことが、本展覧会の目的となります。それは、戦前から戦後にかけての日本の美術の在り方がいかなる変容を遂げたのかを、1926(大正15)年から1970(昭和45)年までの「東京府美術館」のあり方を通してとらえなおそうとする試みでもあります。
- 主催者
- 東京都歴史文化財団東京都現代美術館
- 休催日
- 月曜日(ただし10月10日は開館、翌火曜日休館)
- 観覧料
- 大人1000(800)円
学生 800(640)円
中高生・65歳以上500(400)円
()内は20名以上の団体割引と前売り料金です。
(ただし、中高生・65歳以上の前売り料金設定はありません。) - 展覧会ホームページ
- http://www.mot-art-museum.jp
- 展覧会問合わせ先
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場情報
東京都現代美術館 トウキョウトゲンダイビジュツカン
MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, TOKYO
- 会場住所
-
〒135-0022
江東区三好4-1-1(木場公園内) - ホームページ
- https://www.mot-art-museum.jp/
- 問い合わせ先
- 03-5777-8600
登録日:1999年3月31日