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伊藤誠 | 遅延幾何学 ITO Makoto, Delayed Geometry

—— 夢を見るための機械 II

— Apparatus for Dreaming II

会場

小山市立車屋美術館

Kurumaya Museum of Art

会期

2026年9月19日[土]―12月6日[日]

展覧会概要

伊藤誠 | 遅延幾何学 イトウマコト | チエンキカガク —— 夢を見るための機械 II

ITO Makoto, Delayed Geometry — Apparatus for Dreaming II

「何を見るんですか?」
子供を通して知り合った親子と、公園で子供を遊ばせながら、たわいない会話をしている時、「昔、デートで彫刻美術館に行ったけど、何を見たらいいのか分からなかった」と言う一言が出た発言です。この問いが、ずっと頭の片隅に残っています。
このデジタル時代では、大人になるにつれ、「かたち」を作る行為から遠のきます。けれど、世界に触れはじめた幼少期は、素材に触ることからはじまり、積み木、砂場、小石、粘土、ブロック、折り紙など、日々多くの時間を「かたち」を作って過ごします。それは、自分の世界を作るための過程なのかもしれません。子供の時に夢中で「かたち」を追い求めた時間、子供の作った「かたち」を見るときの軽やかな心地に対して、美術館で「抽象彫刻」を鑑賞する時に起こる心理的な距離はいつからできるのでしょうか。それはどこからくるのでしょうか。
本展覧会は、いわゆる抽象的な彫刻を作っている伊藤誠の個展です。何をどう見たらいいのか最も分からないものが抽象彫刻かもしれません。
伊藤誠は、先史時代から続く彫刻の歴史の流れにおいて、「かたち」をつくることで、80年代から「彫刻とはなにか?」、彫刻の本質について、独自の観点から追及し続けている彫刻家です。伊藤の彫刻が持つ「かたち」は、日常の中で無意識に行なっている、自動的な認知システムを解除し、新たに世界の認識を作り直します。それは、このスピードと効率を重視する世界において「すぐに答えを出さない訓練」とも言えます。
「かたち」の全貌をつかむことが難しい伊藤の幾何学的な抽象彫刻に、近づいたり、離れたり、周囲をまわったりしてみると、見る人それぞれと個別の結びつくイメージや形が浮かんでくるでしょう。それは、現実空間に存在する物体でありながら、経験としての彫刻なのです。
それを、伊藤の言葉に置き換えると『夢を見るための機械』となります。これは、昨年、武蔵野美術大学美術館・図書館で開催された退官展から継続するコンセプトです。今回は、もう一歩、伊藤の追求する彫刻が展開されるよう「『夢を見るための機械』を作る方法」を初期から最新作まで50点あまりの作品で振り返り、現時点から伊藤の活動を紹介する展覧会です。

主催者
小山市立車屋美術館
協賛・協力等
後援:朝日新聞宇都宮総局、FMおーラジ、(株)エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、テレビ小山放送、東京新聞宇都宮支局、(株)とちぎテレビ、(株)栃木放送、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
協力:Maki Fine Arts
休催日
月曜日(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日[木]、25日[金]、10月13日[火]、23日[金]、11月4日[水]、24日[火]、27日[金]
開催時間
9:00 ~ 17:00
(入館は16:50まで) ※小川家住宅は、10月1日より16:00閉堂。
観覧料
一般500(団体360)円、大高校300(団体180)円、中学生・義務教育学校生以下は無料
※団体は20名以上
※障がい者手帳をお持ちの方と付添一人無料
※無料公開日:9月21日[月・祝]敬老の日、11月3日[火・祝]文化の日、11月23日[月・祝]勤労感謝の日
展覧会ホームページ
https://www.city.oyama.tochigi.jp/kurumayamuseum/exhibition/page011706.html

イベント情報

1 | 対談 | 伊藤誠 × 金井直(信州大学教授)
日時:9月19日[土] 14:00–16:00
会場:小山市立博物館視聴覚室
参加費:無料
定員:50名(※事前申込が必要[先着順]電話もしくは申込フォーム)
内容:かたちを起点に、彫刻について対談を行います。

2 | ワークショップ「上を向いて歩こう」
日時:11月28日[土] 10:30–12:00
会場:小山市立博物館視聴覚室
参加費:500円(材料費込み)
定員:30名(※小学生低学年以下は保護者同伴。※事前申込が必要[先着順]電話もしくは申込フォーム)
内容:装置型作品を作り、実際に装着して歩いてみます。

3 | ギャラリートーク
日時:11月28日[土] 13:30–14:30
場所:美術館展示室
参加費:無料(※要観覧券 ※事前申込不要)
内容:伊藤誠と彫刻家でもある館長・生井亮司と一緒に作品を鑑賞します。

スタディプログラム
年に数回行っている、企画展と運動させずに、さまざまな層から「美術」を楽しむプログラムです。
レクチャー「印象派150年記念 モネ、ルノワールを中心に」
講師:島田紀夫(元ブリヂストン美術館長)
日時:10月25日[日] 13:30–15:00
会場:小山市立博物館 視聴覚室
参加費:無料
定員:50名(※事前申込が必要[先着順]電話もしくは申込フォーム)
内容:1874年、パリで絵画の革新を目指す画家たちが「第一回印象派展」を自らの手で開催してから150年余りがたちました。それを記念して印象派の画家を代表するクロード・モネ(1840-1926)とオーギュスト・ルノワール(1841-1919)をピックアップし、あらためて世界で美術の流れを変えた印象派の魅力を語ります。

会場情報

小山市立車屋美術館 オヤマシリツクルマヤビジュツカン

Kurumaya Museum of Art

会場住所
〒329-0214
小山市乙女3-10-34
ホームページ
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/kurumayamuseum/
更新日:2026年9月15日
登録日:2026年9月15日