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小林 良一《余地》 Ryoichi Kobayashi: Leeway

会場

ヒノギャラリー

hino gallery

会期

2026年9月28日 ー 2026年10月17日

展覧会概要

小林 良一《余地》 コバヤシ リョウイチ《ヨチ》

Ryoichi Kobayashi: Leeway

ヒノギャラリーでは2026年9月28日 (月) より「小林良一《余地》」を開催いたします。

小林良一 (b. 1957) は、約40年に渡る制作のほとんどを油彩画に費やしてきました。弊廊での発表が始まった1990年代、色彩が限定され重厚感漂う画面は、当時の絵画における潮流もさることながら、作家の根底にある生真面目さのようなものを大いに感じさせる作品でした。しかし2000年代に入ると、自身に課してきたさまざまな規制が少しずつ緩和され、パレットはより大胆になり、画面に軽やかさが生まれはじめます。この変化もまた、小林を知る人であれば、作家元来の気さくさに起因していると感じられるかもしれません。

近年、「まだ経験していない油絵具の表情があるはずで、そこを入り口の一つとして絵画空間の成立を目指してみたい」と語る作家の言葉からもわかるように、今回展覧会タイトルに付された《余地》には、長く制作を続けてきた小林の、油絵に対するさらなる可能性や期待を感じとることができます。

また、本タイトルには絵画における「地」と「図」の関連を考慮したともいい、そこには90年代の判然とした画面がそうであったように、「地」と「図」への還元を意識するあまり、色彩が必然的に限定されていったという、作家と油絵とのこれまでの関わりにおける回顧が示唆されます。

ここ数年の小林のキャンバス(http://www.hinogallery.com/2023/3076/)といえば、さまざまな色彩が積極的に取り入れられ、それは言い換えれば、画面に他の色が入り込む「余地」を与えたともいえるでしょう。そして、かつてこだわっていた「地」と「図」の意識においても、各色をどうその「余地」へと定着させ、新たな絵画空間を創出するかに移行していったことで、知覚が解放され、結果として、作家が求める「まだ経験していない油絵具の表情」を引き出す契機になったといえます。

今回小林のヒノギャラリーでの個展は約3年ぶりとなります。これまで積み重ねてきた油絵との経験を踏まえつつ、またひと味違った多様な表情をまとう最新作の油彩画を展観いたします。観るものにとってもその「余地」が同様にひらかれ、より自由に作品をご鑑賞いただけることを期待しております。

展覧会ホームページ
www.hinogallery.com/2026/3841/

会場情報

ヒノギャラリー ヒノギャラリー

hino gallery

会場住所
〒104-0042
中央区入船2-4-3マスダビル1F
ホームページ
http://www.hinogallery.com/
更新日:2026年9月15日
登録日:2026年9月15日